私はFXを始めて今年で9年目になるんですが、相場と毎日15時間以上も向き合ってると、『FXってやっぱり感覚が一番大事だな。永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しないし、感覚に頼らないと絶対に勝ち続けられないんだから』と実感させられる事がよくあります。

相場に限らず、勝負の世界全般に言える事なんですが、同一の前提条件は絶対に存在しないので、過去チャートの検証だけでは読み取れない部分もあるし、パフォーマンスを高める一番大事な要素は、間違いなく『感覚』ですから。


ただ、冒頭からこんな事を書いてると、『永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しない』という言葉は、もはや準レギュラーと見紛うほど登場してるので(笑)、このブログをずっと読んで下さってる方には、『もう聞き飽きたよ』と思われるかもしれません。

でも、この言葉を前提としてトレードに取り組まないと、相場の世界で生き残るのは絶対に不可能だし、何度書いても書き足りないので、つい熱く語ってしまうんですよね(笑)

外為は地球で最も流動性のあるマーケットだから、チャートが綺麗な形を描く事が多いし、検証によって相場の真理を突き止められそうな気がするので、FXはテクニカルだけで勝てると思い込んでる人が凄く多いですから。


ただ、私もかつてはテクニカルに深く傾倒してたので、皆さんがテクニカルにのめり込んでしまう気持ちは凄くよく分かるんです。

私が株ではなくてFXのデイトレーダーを選択したのは、『昼間は仕事をしてたから、株を本格的にするのは不可能だった』というのが最大の理由だったんですが、それに加えて、『株よりも流動性が豊富なFXの方が、検証が有効そうに見えたこと』もひとつの要素でしたから。

だから、相場の世界に足を踏み入れる前から、『俺は慎重な性格をしてるし、情報に対する瞬発力や閃きがおそらく欠如してる。素早い判断を下すのは無理だから、FXの方が相性がいいはず』とうい風に考えてたので、株ではなくてFXを選びましたからね。


ところが、相場の世界で経験を積んでいく内に、『いや、FXとか株とかは関係ない。相場の世界って、やっぱり感覚が全てだわ』と考えるようになってきたんです。

専業になる前の2008~2009年頃は、テクニカルと感覚が50:50ぐらいのイメージだったんですが、『スランプに陥った時に修正を加えるタイミング』とか、『どういったコンセプトに基づいてトレード手法を作るか』といった行為も厳密に言えば感覚だし、突き詰めていけば結局何もかも感覚ですから。


もちろん、トレードルールを自動化して、感情を排除する事が出来たら物凄く楽だし、そっちの方がいいに決まってます。

でも相場の世界は、テクニカルに全てを委ねて、楽して稼げるほど甘くはないので、勝ち続けるFXトレーダーになるには、『恐怖、後悔、苦しみ、怒り』といった負の感情と真正面から向き合って、毎日冷や汗を流しながらトレードするしかないんです。

だって、もしテクニカルだけで勝ち続けられるなら、外為ディーラーみたいな職業が今でも存在するのはおかしな話だし、世界中の天才が何十年かかっても未だに見つけられないものを、たかがキャリア数年の個人投資家が見つけ出すなんて、絶対に有り得ないですよ。


ただ、自分の性格を考慮して、あえてFXを選んだ昔の私のように、『俺は熱くなりやすいから、裁量だとルールを破ってメチャクチャなトレードをしてしまう。だからテクニカルに頼るしかないんだ』と考えて、仕方なくテクニカルを重視してる人もいるかもしれません。

確かに裁量でトレードしても勝てる保証は全くないし、それに、感情をきちんとコントロール出来ない人は、悔しい負け方をしたら自分を見失って無茶なトレードを繰り返す傾向があるので、損失がさらに膨らむ可能性もあるでしょう。


でもそういう人って、テクニカルだけでトレードしてても、『まだサインは出てないけど、さっきの負けをなんとしても取り返したいからエントリーしちゃおう』といった感じで、熱くなった時におそらくルールを破ってるはずなので、結局一緒なんですよね。

ルールを破ってしまうのは、欲が絡むと感情をコントロール出来なくなるからだし、テクニカルや裁量以前の問題なんですから。

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