FXを長くやってる人なら、『強制ロスカットを食らった』とか、『莫大な含み益を失った挙句、最終的に大きな損失を出してしまった』といった経験を誰でも一度はした事があるのではないでしょうか?

レバレッジ規制が入って以前のような数百倍のレバではトレード出来なくなったとはいえ、25倍は決して低くないし、長期投資やスイングどころか例えデイトレであっても、ストップを入れてなかったらあっという間にポジションを切られますからね。

でも、私は例外でして、『鬼のように厳しくリスクを管理する男』なので(笑)、FX歴が10年近くになるにも拘わらず、強制ロスカットを食らった事や大きな損失を出してしまった事はこれまでに一度もないんです。

エントリーと同時、あるいは直後に私は必ずストップを入れるし、それに、限界までレバレッジを上げてトレードする事も全くないですから。


ただ、危ない目に遭った事は皆無ではなくて、実はキャリートレードをしてた2006~2007年頃に、200万近い含み益をわずか数日間で失ってしまった事があるんですよね。

一応この時は、含み益の段階でなんとか全ポジションを決済できたので、結果的に損失は全く出さずに済みました。

でも、200万もの含み益を失うのは本当にショックだったし、下落が始まってから決済するまでの数日間は、『FXの事が気になって仕事が全く手につかないし、夜もまともに寝れない』といった感じだったので、精神的に相当きつかったんですよね。

『その当時の事を思い出すと、今でも震えが止まりません・・・』というのは冗談ですが(笑)、もしあの時、『資金を追加して凌ぐ』という間違った判断を下してたら、確実に全財産を失ってたので、私にとっては間違いなくFX人生最大の危機だったと思います。


だから私の場合は、あくまでも含み益を失っただけだから少し状況が違うんですが、ただ、『FXトレーダーが大損する時』には面白い共通点があって、直前に大儲けしてる事が非常に多いんです。

これまでのキャリアで大損した経験のある人は、当時の状況を一度振り返ってみて下さい。

『FXを始めた直後の、まだ全く利益が出てない時にいきなり大損した』なんて事はまずないだろうし、『そういえば確かに、俺も大損する直前にメチャクチャ儲かってたわ』という人が多いのではないでしょうか?


そして、何故こんな事が起こるのかというと、相場が運と実力を勘違いしやすい世界なのが大きな要因なんですが、でもそれだけではなくて、人間という生き物は一度でも成功を経験すると、『その成功した方法に固執してしまうこと』も関係してるんですよね。

『このトレード手法でこんなに資産を増やしたんだし、我慢してたらまた相性の良い相場に戻るはず。今は苦しいけど辛抱しよう』と考えてしまって、変化を避ける傾向がありますから。

でも相場の世界には、『今まで成功を収めた方法で、最後に破滅する』という格言があるし、変化を拒んでるといつか必ず痛い目に遭うんです。


だから、年末から始まった今回の円安相場で大儲けした人は、『いずれ押し目買い戦法が通用しなくなる』という事を絶対に心に留めて置いて下さい。

ノーベル経済学賞は、為替相場に通用しないという記事でも書いたけど、金融工学に傾倒したノーベル経済学賞の受賞者を擁したLTCMというヘッジファンドも、メチャクチャ儲かった初めの4年間のやり方に固執した結果、見事に破綻しましたからね。


もちろん、頭ではいくら分かってても、大きく稼いだトレード手法を捨てるのは容易ではないし、実際にポジションを持つと色々な感情が入り乱れるので、、新しい事に踏み込むのは相当な勇気がいります。

私も2006~2007年頃は、『キャリートレードで永遠に勝ち続けられる』と本気で考えてたので、これでは勝ち続けられないと分かったあとも無理矢理正当化しようとしてたし、キャリートレードと決別する時は、身を切られるような思いに苛まれましたから。

でも、その時に勇気を出してキャリートレードと決別したお陰で、私は1年後のリーマンショックで破産する事を回避できたし、勝ち続けるFXトレーダーになるには、『現状維持』という楽な方法ではなくて、『変化し続ける』という困難を道を選ばなければいけないんです。

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