取引高世界№1の座をGMOクリック証券【FXネオ】に奪われ、さらにDMM.com証券にも抜かれて3位に転落したFXCMですが、米国のFX業者の大手のひとつである、ゲインキャピタルに敵対的TOBを仕掛けたようです。

ただ、FXCMは日本でも事業を行ってるから馴染みがあると思うんですが、ゲインキャピタルの事をご存知の方は少ないと思うのでちょっと説明すると、日本では、かつてゴルゴ13とのタイアップで一世風靡した(笑)、フォレックス・ドットコムジャパンという社名でFX事業を行ってて、下の表が示すとおり、取引高では世界第10位の大手なんです。

2012H2-Y-ranking.jpg

でもここ数年は、米国でFX業界全体が伸び悩んでる事もあって業績がイマイチだったし、経営破綻したGFTのリテール部門を買収したから取引高の減少こそ避けれてるものの、経営は上手くいってないから株価が低迷してるんですよね。

そこにFXCMは目を付けて、FOREX.comの経営陣と友好的な買収交渉を試みたんですが、残念ながらその交渉は合意に至らなかったので、直接株主に働きかける敵対的TOBという手段に打って出たみたいです。


FXCMが世界№1の座を取り戻すために、同業大手の買収に乗り出したのかは定かではありません。

でも、これがもし実現すると、ゲインキャピタルは月次の取引高を公表してないので正確な数値は分からないんですが、おそらく再びサイバーエージェントFXを突き放して、№2のDMM.com証券に肉薄すると思います。


ただ、日本のFXトレーダーにとっては買収提案の背景なんて別にどうでもいいし、それよりも重要なのは、『この敵対的TOBが成立したらFOREX.comはどうなってしまうのか』という事ですよね。

これはあくまでも私の予想だけど、FOREX.comが現在提供してるサービスは、FXCMにそのまま受け継がれると思うので、日本の投資家にはあまり影響はない気がします。

ただ、私は取引システムにVTトレーダーを使ってるんですが、これは昔ゲインキャピタルが買収したCMSという業者が提供してるシステムなので、もしFOREX.comがFXCMの傘下に入っても、これまでどおりサービスを継続してくれるのかどうかが少し心配なんですよね。

VTはMT4程ではないにせよ、日本でも結構使われてるシステムだし、もし廃止という事になったら、私以外にも困る人が多いのではないでしょうか。
(追記・その後、FXCMはゲインキャピタルへの敵対的買収を断念したようです)


そして話はガラッと変わって、3月の取引高についてですが、GMOクリック証券が、3月の取引高も順当に世界№1の座をキープしたようです。

でも、この下記の表をご覧頂ければお分かりのとおり、3月は年末から始まった急激な円安が一休みして、ボラティリティが大きく低下した事もあって、前月比では-18.9%減の6987億ドルに止まったみたいですね。


gmo-click-march.png

とはいうものの、株の世界におけるSBI証券と楽天証券のようなライバル関係になりつつある(笑)、現在取引高世界№2のDMM.com証券もほぼ同じ-18.5%という下落率で、5302億ドルまで減少したから両社の力関係に殆ど変化はありませんでした。

ただ、取引高世界3位のFXCMが3月の数値をまだ出してないので、GMOクリック証券の6ヶ月連続№1は確定したわけではないんですが、FXCMの2月の取引高が3590億ドルだった事から推測すると、奇跡でも起きない限り逆転は有り得ないし、確定という事にしておきます(笑)

上述したとおり、FXCMは上位を脅かすどころか、サイバーエージェントFXに抜かれて、むしろ4位に転落してる可能性の方が高そうですからね。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

PAGETOP