バイナリーオプションはこの1年で大きく飛躍したし、FXトレーダーにとっても相当メジャーな金融商品になったと思うんですが、ただ、私はこの流行振りには当初から怪奇的だったので、『バイナリーオプションは規制がかかるし、現在の人気は急速にしぼんで今年はほとんど死語になるだろう』と予想してました。

ところが、『勢いがますます加速してる!』とまでは流石にいかないけど、ブログランキングには相変わらずバイナリーオプション関連のブログがいくつも上位にあるし、今の所は勢いが大きく減速したようには見受けられません。

もちろん、まだバイナリーオプションを取り扱ってるFX業者が自主規制を開始した段階だし、金融庁が実際に出してくる規制案によって状況が大きく変わる可能性はあるんですが、少なくとも2013年中に死語になる事はなさそうです。


ただ、私が予想してた急激な人気の低下はなかったとしても、『バイナリーオプションはFXよりも遥かに難しい金融商品』なので、これから間違いなく衰退すると思います。

為替相場というのは、どんな天才アナリストも、30年のキャリアがある凄腕の元外為ディーラーも、あるいは投資の事を何も知らない普通の主婦であっても、例えば、『10分後のレートが、今より高いか安いか予想する』という実験をしたら、当たる確率は50%に収束するようになってるんですよね。

だから、バイナリーオプションのような、『上か下か、さあ選びなさい!』という仕組みにおいて、50%を大きく超える的中率を達成し続けるのは不可能なので、FXで稼げないから手を出してはみたものの、『バイナリーオプションはもっと難しい』という真実に気付いた投資家は去っていくはずですから。
(ただ、50%に収束するのはスキャやデイトレぐらいの時間軸の場合だし、長期的な予想であれば、50%を大きく超えるのは可能だと私は考えてます)

しかも、予想が当たる確率が50%というのは、あくまでも、『感情や偏見が全く入ってない、相場を客観的に見れる状態』での話なので、実際に金銭が絡むと冷静でいられなくなるから判断力が低下するし、的中率は確実に50%を大きく割り込みますからね。


ただ、こんな事を書いてると、『FXだって上か下かを当てるんだし、結局は一緒だよ』と反論してくる人がいるかもしれません。

でもFXの場合は、『損小利大』というテクニックを駆使できるので、たとえ勝率が5割を下回っても、勝ち続けられる可能性はバイナリーオプションよりも遥かに高いんです。

私の今年の年間トレード成績をご覧頂ければお分かりのとおり、勝率が4割台にもかかわらず、損小利大が上手く機能してるので、それなりに利益を出せてますから。


ただ、バイナリーオプションで勝ち続けるのが困難だとはいっても、『危険な金融商品と位置付けて、規制に躍起になるのはどうなんだろう?』と私は考えてます。

確かにバイナリーオプションは完全に投資の枠内を逸脱してるし、『最早ただのギャンブル』と言えるかもしれないけど、でも、その代わりに損失が限定されるので、まだリスクを理解してない投資初心者の人が一発で資産を失う事はないから、危険どころか、むしろ最も安全な金融商品のような気がするんですよね。

普通の感覚を持った人は、『こんなの絶対勝てねえよ』と気付いたらすぐに止めるし、バイナリーオプションのような賭博性の高い金融商品にハマる人は、どうせ他のギャンブルで大損するんですから。


だから、バイナリーオプションを規制する暇があったら、トラリピみたいな安全に見えて実はリスクの高いものや、FX業界の悪しき慣習である商材ビジネスに対して、金融庁には規制してもらいたいものです。

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