想いの強さに個人差は当然あるとはいえ、投資の世界に足を踏み入れた人なら必ず一度は、『今の仕事を辞めて、専業トレーダーとして気楽な生活を送りたい!』と考えた事があるのではないでしょうか?

専業トレーダーという仕事は、サラリーマンをしてると常に晒される、『煩わしい人間関係や鬼のような残業』といった過酷なストレスとは無縁ですからね。

一応私も元サラリーマンだし、それに私の場合は、そもそもFXに手を出した理由が、『仕事を辞めるため』だったので、専業トレーダーの自由さに憧れる気持ちは痛いほどよく分かります。

ただ、もし何年も連続で、サラリーマンの平均年収以上の利益をFXで出せたとしても、『精神的に限界に来てて、この仕事をずっと続けてたら死ぬかもしれない』という所まで追い詰められていないのであれば、専業トレーダーへの転職はやめた方がいいと思います。

2012年からFXは申告分離課税になったとはいえ、税金や社会保障の面では相変わらずサラリーマンより相当不利だし、それに、雑誌等でよく目にする専業トレーダーみたいな、『華やかな生活』なんてまず有り得ないですから。


こういった人達のインタビューなんかを読んでると、専業トレーダーへの転職って、起業したのと同じぐらい凄い事をしてるように見えるんですが、実際には社会からの、『ドロップアウト』みたいなものですからね。

もちろん、あくまで形式的なものとはいえ、法人を設立すれば起業には違いないし、『代表取締役』とか『CEO』といったカッコいい肩書きは一応得られます(笑)

でも、法人を設立したからといって、家に篭って一日中チャートと睨めっこしてる状況には、何の変化もないんですから。
(ちなみに私は法人を設立していません。考えた事もあるんですが、FXが申告分離課税になったので止めました)


というかそもそも、華やかな生活振りを自らのブログや各種メディアでアピールしてる専業トレーダーで、本当にトレードで稼いでる人はごく少数だし(あるいは1人もいない)、こういう人達の実態はFXトレーダーではなくて、書籍の出版や講演やセミナー、更には商材の販売といった、『教育ビジネス』を手がけてる会社の経営者なんですよね。

だから、『俺も詐欺商材を売りつけて、教育ビジネスで儲けたい!』というのであれば話は別だけど(笑)、表面的な華やかさに目を奪われて、足元を見失わないように気を付けなければいけません。


私の場合は、FX専業トレーダー以外の選択肢がなかったという記事で書いた通り、精神的にかなり病んでたから(笑)、『社会からのドロップアウトだろうが、周りから社会の底辺って見られようが、そんなの関係ねえ!とにかく1日でも早く仕事を辞めたいんだ!』という強い想いがありました。

でも、私のように死を意識するぐらいまで追い込まれてないんだったら、FX専業トレーダーみたいな不安定な仕事への転職はやめた方がいいし、目標は年利20%ぐらいにして、兼業トレーダーとしてリラックスした姿勢で取り組むべきです。

相場の世界は運だけで大きく勝てる事があるので、ちょっと上手くいっただけで、『俺にはFXの才能がある!』と勘違いする人が多いんですが、『勝ち続けること』は物凄く大変ですから。

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