GMOクリック証券【FXネオ】が大方の予想通り、5月も取引高世界№1を達成しました。

これで2012年8月に、FXCMから世界№1の座を奪い返して以降、10ヶ月連続で取引高世界1位を達成した事になるし、相当な偉業ですよね。

去年の今頃は、『取引高世界№1の称号』を巡って、激しい争いを繰り広げたFXCMとは今では倍以上の差があるし、さらに現在のFX業界において、GMOクリック証券に対抗し得る唯一の業者である、DMM.com証券とも1600億ドルもの差があるので、この連続1位記録はまだまだ伸ばせそうです。


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この上記のチャートをご覧頂ければお分かりのとおり、取引高の伸びはやや鈍化してるんですが、GMOクリック証券が鈍化する時は、外為市場全体のボラティリティが低下して、他のFX業者も同じように取引高が伸び悩むので、逆転するのは容易ではないですから。

GMOクリック証券の5月の取引高は、前月比+1.8%増の9452億ドルだったけど、DMM.com証券も前月比+3.5%増の7885億ドルに留まってるし、そんなに大きくは縮められてないですからね。

しかも、DMM.com証券の方は、去年買収して傘下に入った外為ジャパンの取引高も入ってるのに対し、GMOクリック証券は子会社のFXプライムの取引高は入ってないので、グループ全体の強さも考慮すると、やはり世界№1の座はしばらく安泰のようです。


ただ、FXCMを抜いてついに取引高世界№3に躍り出た、サイバーエージェントFXが急激に業績を伸ばしてるので、将来的には№1争いに名乗りをあげるかもしれませんね。

『2013年はヤフーFXが取引高世界№1になる』と私は予想してるんですが、年内はさすがに無理だとしても、来年には実現する可能性も十分ありそうです。

ヤフーとGMOやDMMでは、グループ全体のポテンシャルが桁違いだし(サイバーエージェントFXはヤフーの100%子会社)、その上、ヤフーのバックにはソフトバンクまで控えてるので、ヤフーが本気でFX取り組むようになると、他の業者は厳しいですから。

でも、インターネット金融最大手である、あのSBIグループの子会社・SBIFXトレードですら、FXに関してはGMOやDMMとの競争に苦戦してるし、いくらヤフーといえども、一筋縄とはいかないかもしれません。


ただ、ヤフーがFX業界を活性化してくれる事に、私は大いに期待してるんですが、その結果行き過ぎたスプレッド戦争に繋がりそうなので、少し怖いんですよね。

スプレッドが縮まると取引コストが下がるわけだし、FXトレーダーにとっては本来歓迎すべき事だけど、過剰に縮小するのは非常に危険ですから。


それはなぜかと言うと、『スプレッドと手数料は全く別物』だからです。

これが手数料の引き下げ戦争であれば、100%投資家の利益になるからガンガンやって欲しいんですが、スプレッドの縮小を車で例えると、『安全性を犠牲にしてもいいから、とにかく安い車を作れ!』みたいなものだし、そう単純なものではないですから。

去年は凄く穏やかな相場だったから良かったけど、今年はどこかで急落する局面がありそうだし、そうなるとSBIFXのような、低スプレッド戦略で攻めてるFX業者は注文をカバー出来なくて、『結果的に顧客が損失を被る』という事態になりかねないんですよね。
(勿論、スプレッドが広いからといって、急変に100%対応出来るわけではありませんが)

まだFXのキャリアが浅い人はご存知ないかもしれませんが、『ストップ入れてたけど、2円も滑らされた!』みたいな事ってFXでは当たり前のようにあるので、スプレッド戦争が熾烈になるのは実は危険なんです。


私は、FXを出来るだけ安全な金融商品にして欲しいと思ってるし、FX業界が短期的に盛り上がるんじゃなくて、末永く発展する事を心から願ってます。

だから、ドル円のスプレッドは0.5銭で十分だと思うし、『0.5銭が限界』というルールでも作って、これからはスプレッド戦争ではなくて、『約常力戦争』をして頂きたいものです。


でも残念ながら、2011年のスイスフランの大暴落を上回る、『とんでもない事故』が起こって、FXで借金を背負う人が続出するような事にでもならない限り、何も変わらないのかもしれませんね。

スプレッド戦争はFX業者だけに責任があるのではなくて、目の前の利益に夢中になって、『何でもいいから、もっとスプレッドを狭くしろ!』と熱望する、投資家の側にも責任の一端があるんですから。

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