このブログの読者の方はご存知のとおり、私はこのブログで、『永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しない』という言葉を頻繁に用いています。

だから、『FX』や『利益』、『専業トレーダー』といった言葉をレギュラーだと定義すれば、もはや準レギュラーぐらいの勢いになってるんですが(笑)、でも、この言葉は相場の世界に足を踏み入れた者にとって凄く重要なので、何度書いても書き足りないんです。

投資に興味を持つ人って、大体自分は頭が良いと思ってるので、『俺の頭脳を持ってすれば、永遠に勝てるトレード手法をいつか見つけられるだろう』と考えてしまって、テクニカルや検証に夢中になる傾向がありますから。

だから、その結果視野が狭くなってしまって、『感覚』という相場の世界で一番大事なことを見失ってる人が凄く多いですからね。

こんな事を書いてると、『上から目線で偉そうだな』と思われるかもしれませんが、私も基本的に自信過剰なタイプなので、始めの3年間は、永遠に勝てるトレード手法を見つけられると思って必死にもがいてたし、経験者だから気持ちが良く分かるんです(笑)


外為は地球で最も流動性のあるマーケットだから、チャートが綺麗な形を描くことが多いので、値動きをずっと眺めてると、『為替相場には規則性が存在するのではないか?』という気がしてきますから。

でも、私も気付くまでに時間がかかったけど、テクニカルのサインに従って機械的にエントリーするだけでは、絶対に勝ち続けられないので、『感覚でフィルターをかける』という作業をしなければいけないんです。

だから、『リミット50、ストップ30のような損小利大タイプ』とか、あるいは、『リミット10、ストップ30のような勝率重視タイプ』といった考え方に基づいてロジックを練りに練っても、全く同じトレード手法を1年間使い続けたら、退場寸前まで資金を減らす事になるでしょう。


唯一例外になり得るのが、『リミット30、ストップ30』みたいな利確と損切りの幅を同じにするトレード手法だけど、でもこういった手法も、『勝率7~8割の月もあれば、2~3割の月もある』といった周期を繰り返しながら、長い目で見ると5割前後に収束するので、理論的には、結局スプレッド分は負けるんですよね。

もちろん、1年という限定された期間で勝率がピッタリ50%になる事はないし、トレード手法と相場が運良く噛み合ってくれたら利益が出る事もあります。

ただ、人間って欲深い生き物だから、勝率7~8割の絶好調の時に、『もっと儲けたい!』と考えてしまうんです。

そして、そんな偶然は当然長くは続かないので、ロットを大きくした途端、突然勝率2~3割の状態になってしまい、『pipsではプラスなのに、なぜか口座残高が減ってる』という結末になる事って多いですから。
(私も勿論経験してます(笑))


私が今回の記事で書いた事がどうしても納得出来ない人は、永遠なんて野暮な事は言わないですし(笑)、1年でいいから、『全く同じトレード手法を1年間使い続けたらどうなるか』という実験を是非一度してみて下さい。

全く同じトレード手法とは、『ストップを0.1pips移動する』とか、『雇用統計の直前だからトレードしない』といった裁量を一切入れないという事だし、数ヶ月もすれば必ず、『負けまくる周期』がやって来るので、その時点でほぼ全ての人が挫折するはずですから。


今回はかなり厳しい事を書いたので、多くの人を不愉快な気分にしてしまったかもしれません。

でも、金額的には未だにショボいとはいえ(笑)、『永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しない』という相場の世界の真理に気付いたお陰で、私はトレードの才能が全くないにも拘わらず、勝ち続けるFXトレーダーになれたんですよね。

だから、この考え方を前提としてトレードしていない人は、『センター試験で選択した科目が世界史なのに、間違えてずっと日本史を勉強してる』と言っても過言ではないくらい努力の方向を完全に間違えてるので、感覚の重要性を認識することは、実は凄く大事なんです。


もちろん、常に正しい判断をするなんて不可能だから、短期的には感覚のせいでパフォーマンスが悪化する事もあるし、それに、感覚でトレードするのはしんどいので、時にはPCの前で、『神様、お願いします。勝たせて下さい』と祈るぐらい追い詰められる事だってあります(笑)

でも、FXはテクニカルに頼りっきりでは勝ち続けられないので、感覚は絶対に必要だし、そして、その感覚を研ぎ澄ます最も有効な手段は、『ファンダメンタルズ』なんですよね。

だから、勝ち続けるFXトレーダーになるには、ファンダメンタルズにもしっかり取り組まなければいけません。

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No title

初めまして、興味深く読ませていただいてます、FX暦4年の若輩者です。

同じ手法を1年間使い続けたらどうなるかということでコメントさせていただきます。
いろいろな手法を試しては止めたり、VBAを使って何度も検証し、自分なりのアレンジをして最終的に現在3つの手法をメインに使ってトレードしてます(裁量は全く入りません)

運用期間、勝率、損益率は以下の通りです。
(損益率はpips計算、デモやバックテストは含みません、実際のトレードです)
A 1年11ケ月、45%、9.01
B 2年1ケ月、46%、2.81
C 6ケ月、48%、1.76

Aはアベノミクス限定の手法なのでいずれ通用しなくなるのはわかってますが
B、Cは売り買い両方でエントリーします、どの相場でもある程度通用するとは思ってるのですがやはり、将来的には通用しなくなる時が来るのでしょうか?この記事を読み、若干不安になりました。
損益グラフは上下しながらも右上がりにはなってますが・・・
まあ、現在はアベノミクス相場なので通用してるだけかもしれませんね、通用しなくなったら「やはりダメでした」と報告させていただきます。
それでは失礼します。

Re: No title

楽しんで下さってありがとうございます。

2年1ヶ月は凄いですね。
ただ、批判や否定をするつもりは決してないですし、純粋に疑問を感じたからお聞きしたいんですが、『裁量が全く入ってない』というのは事実なのでしょうか?
ストップを0.1pips変えただけでも、その時点ですでに裁量トレードですし、こういった小さな変更も全くする事なく、2年1ヶ月に渡って右肩上がりのパフォーマンスを維持できてるのは、ちょっと信じられないので。

でも、例え100%テクニカルでトレードしてたとしても、いずれ勝てなくなる時が来ると私は思います。
若輩者さんも、『アベノミクス相場だから通用してるのかもしれない』と仰ってますが、相場環境は常に変化しますから。

否定的なお返事になってしまって申し訳ありません。
でも、気を使って曖昧な返事をするよりも、自分の考えてる事を正直に話すべきだと思ったので、こんな風にお答えさせて頂きました。
どうかご理解下さい。

コメントの返信ありがとうございます

コメントの返信ありがとうございます。

すいません、裁量の意味を勘違いしてました、私の思う裁量は「手法通りならここでエントリーすべきだが感覚的にイヤな感じがするから見送ろう」みたいなことだと思ってました。
手法のマイナーチェンジは確かに行ってます。

A、Bは2014年3月に一回だけストップ幅ルールを若干変更しました。
Cは今年3月末頃に使用指標の設定値を若干変更しました。

手法のマイナーチェンジも裁量に入るのでしたら「裁量は全く入らない」とは言えないですね、そういう意味では「永遠に勝てるトレード手法は存在しない」ということでしょう。
私の勘違いで貴重なお時間を取らせてしまい、すいませんでした。

Re: コメントの返信ありがとうございます

そういう事だったんですね。
確かに裁量という言葉は、一般的には若輩者さんが仰るようなニュアンスで使われる事が多いですよね。
『ルールを変える事も裁量』と私は考えてたので、誤解してしまいました。

ただ、という事は若輩者さんはルールを多少調整されてるわけですし、ずっと勝ち続けられるかもしれませんね。

いえいえ、私は基本的に暇を持て余してる男なので、全然大丈夫です。
わざわざ答えて頂いてありがとうございます。

それと、次に更新する2015年5月の収支の記事は、『若輩者さんのコメントを意識したのではないか』と誤解されるかもしれない内容になってます。
でも、この記事は若輩者さんからコメントを頂く前から書き始めてましたし、あくまでも一般論として書いただけなので、真意をどうかご理解下さい。

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