読んで字の如くだし、あえて言うまでもない事なんですが、FX専業トレーダーという仕事は、トレードで生活費を稼がないと生きていけません。

だから、どれだけのスランプに陥ろうが、相場から逃げ出したくなるほどの絶望的な恐怖に苛まれようが(笑)、チャートを眺めてるだけではいつまで経ってもお金は入って来ないので、時には少し強引にエントリーする事もあります。

ただ、強引と表現すると誤解されそうだから一応断っておきますけど、『生活費を稼ぐためなら無茶な事でもする』という意味では決してありません。

『目先の勝ち負けに捉われて、ルールを無視したトレードをする』なんてのは投資家として最低な行為だし、そんなバカな事をしてたら、稼ぐどころか資産はむしろ減っていきますから。


だからあくまでも、『あらゆる要素を徹底的に分析したのに、それでも甲乙つけがたいくらい迷った時は基本的にエントリーする』といった感じなんです。

でも、私は元々、『チャンスと感じたら積極的に振っていくイチロータイプ』ではなくて、『甘い球が来るまでじっと我慢する松井タイプ』のFXトレーダーなんですよね。


だから、『出来ればエントリーを見送りたいけど、定期的な収入確保のために踏み込まざるを得ない』という性格的に合ってないトレードをずっと続けてるので、あまり上手くいってないんです。

例えば、今月は思うように利益を出せなくてかなり苦しんでるんですが、もし私が兼業トレーダーだったら、スランプ真っ只中のユーロドルは間違いなくトレードを暫く休んでただろうし、『休むも相場戦法』を使えてたら損失を抑えれたはずですから。


ただ、私は専業トレーダーだから、『休むも相場』みたいな悠長な事は言ってられないし、『機会損失』という最悪の事態を避けるために、ある程度は強引にエントリーせざるを得ない立場です。

でも、兼業トレーダーの人は別に生活を懸けてトレードしてるわけではないんだし、FXなんて所詮副業に過ぎないんだから、もっとリラックスして相場に臨むべきではないでしょうか?

現役時代は凄腕の外為ディーラーだった酒匂さんも、『相場は今日だけじゃなくて、明日もあるし来週もある。分からない時や自信がない時は無理してトレードしなくていい』とよく仰ってるし、持続可能性のないやり方で一時的に儲かっても、どうせそんなのは長くは続かないんですから。


私はこれまでの9年のFX歴で、最も稼いだのは専業トレーダーになって2年目の2011年だったんですが、ただ時給に換算したら、兼業トレーダー時代の2009年が、実は最高のパフォーマンスだったんですよね。

金額的には、2009年は2011年の半分程度だったものの、専業になってからは毎日15時間以上マーケットを見てるのに対して、兼業の頃は平均すると3時間程度でしたから。

もちろん、1日で最もボラのあるニューヨーク時間限定でトレードしてた事も、効率の良さの要因ではあるんですが、でもそれ以上に、『生活が懸かってないから、自信がない時は無理してトレードしなかったこと』が大きかったのは間違いありません。


『FXトレーダーとしての自分の性格』を私は完全に把握してるんですが、少し余裕を持った考え方と確実に相性がいい男なので(笑)、思う存分、『休むも相場戦法』を駆使できる兼業トレーダーの人が羨ましいです。

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