私はFXを始めて今年で9年になるというのに、未だに満足のいく利益を出せてないショボいトレーダーなんですが(笑)、でも、幸いな事に感情のコントロールには長けてるので、過去8年で年間成績がマイナスになった事は一度もないし、『退場に追い込まれるぐらいの大損』を経験した事もありません。

だから、『億を超える資産を築くも、あっという間にそれを失って逆に借金2000万』みたいな波乱万丈な投資家がたくさんいる相場の世界においては、私のFX人生はかなり穏やかな部類に入るだろうし、基本的には安定してたと思います。


ただ、これまでの9年のFX歴がずっと順風満帆だったわけではなくて、200万の含み益を失った日という記事で書いたキャリートレードでの大失敗は、『危機』と呼べる出来事だったし、この時だけは精神的に相当追い詰められました。

まあ危機と言っても、キャリートレードで含み益を失っただけで損失は出してないし、大した事ではないのかもしれませんが、でも私にとっては、『人生最後の強欲なトレード』なので、心に深く刻み込まれてるんですよね。


私がキャリートレードをしてた2006~2007年頃は、円安トレンド真っ只中だったから、押し目を拾ってるだけでどんどん含み益が増加していったし、しかも、『スワップ金利』という麻薬のような中毒性を持つものまで得られたので(笑)、私はポジションを追加する事に夢中になってたんです。

だから、『こんな押し目はもう二度と来ないかもしれない。リスクはあるけど出来るだけポジションを追加してやろう。あと1万通貨追加したら、スワップが250円増えて3000円になる。ハアハア』みたいな感じで(笑)、完全に欲に目が眩んでたんですよね。

ただ当然ながら、こんな強欲なトレーディングがいつまでも通用するはずがないので、暴落が来るとあっという間に含み益は消えてなくなったし、それに、高いレバレッジをかけてたから、1年もの間、手塩にかけて育ててきた全ポジションを切る事を余儀なくされたんです。


私は元々それほど金銭欲が強いタイプではないから、『当時は間違いなく強欲だったけど、そこまで強欲ではなかった』ので(笑)、結果的には含み益を失うだけで済みました。

でも、もしあの時強欲な考えを優先して、資金を追加して凌ごうとしてたら、1年後のリーマンショックで確実に全財産を失ってたし、私は今頃この世にいなかったと思うんですよね(笑)

仕事で大きなストレスを抱えてて、専業トレーダーに転職するためにFXを始めた私にとっては、稼ぐどころか逆に全財産を奪われるなんて、もはや死亡宣告に等しいですから。


だから、目先の利益を追い求めてしまう気持ちはよく分かるんですが、FXの神様は強欲なトレーダーに必ず天罰を与えるので、絶対に欲深くならないようにしないといけません。

もちろん、『強欲』と『勝負を賭けること』は紙一重だし、トレードの才能がある人は、チャンスと感じたらガンガン踏み込みます。

でも、思い付きでやってるように見えて、そういう人達は日頃から為替相場の事を常に考えてるし、実は、事前にキッチリ準備をしてから飛び込んでるんですから。


ただ、こんな事を書いてると、『強欲かどうか以前に、チャンスと思ったら条件反射的に手が動いて、エントリーしちゃってるんだよ!』と反論する人がいるかもしれません。

正直言ってこういう人はFXに向いてないから、アドバイス出来る事は限られてるんですが、『ルールを絶対守る!と紙に書いてPCに貼り付ける』とか、あるいは、『現金10万円を目の前に置いてトレードする』といった事を実践してみてはどうでしょうか?

『そんな事ぐらいで変われるわけないだろ!』と思うかもしれませんが、ただかといって、『つい熱くなっちゃうんだよなあ。またやっちゃったよ』と嘆いてばかりでは、いつまで経っても同じ失敗を繰り返すだけだし、今までとは違う事をやらないと何も変わらないんですから。

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