これまでに何度も書いたとおり、仕事を辞めて専業に転職するために私はFXを始めたので、『FXで稼げるようになったら、すぐ転職しよう』と当初から考えてたんですが、4年目となる2008年に、ついに税金を払えるだけの利益を出せたし、そして2009年は、さらに大きな金額を稼ぐことが出来たんです。

だから、稼げるようになって2年で転職するのはリスクが高いし、どうするべきか相当悩んだんですが、でも結局、『あの仕事を続けるのはもう無理だ。これ以上様子を見てもどうせ一緒だろう』という結論に達したので、大きな期待を胸に、私はFX専業トレーダーに転職しました。

兼業トレーダー時代の私の1日のトレード時間は、大体2~3時間程度だったので、『兼業でこれだけ利益を出せるんだったら、専業になって1日中相場を見てたら相当稼げるぞ』と安易に考えてましたからね(笑)


ところが、実際に専業トレーダーに転職してみると、予想を遥かに超える困難に直面したし、それに、未だに満足のいく利益を出せてないので、サラリーマンの頃に比べると生活レベルも随分下がってしまったんですよね。

だから今回は、『FX専業トレーダーの理想と現実』の検証も兼ねて、『私が専業になって得たものと、失ったもの』について書いてみます。


得たもの

専業になって得たものは、やはり何といっても、『自由』ですね。

サラリーマン末期の頃の私は精神的にかなり病んでたし(笑)、『組織に属すること』にうんざりしてたので、とにかく職場のストレスから解放されたかったですから。


ただ、こんな事を書いてると、『しがないさん、あんた自分に甘いんじゃないか?俺だって仕事嫌だけど、なんとか頑張ってるんだよ』と思われるだろうし、確かに私が、『困難から逃げ出した男』なのは間違いありません。

でも、自分で言うのもなんだけど、私はズバ抜けて仕事が出来る男だったので、私と同じレベルの、『クオリティとスピード、そしてパッション』で仕事をこなせる人材は1人もいなかったんですよね(笑)


だから、『なんだこれ?俺の2倍の時間を要したくせに、この程度のクオリティってマジか?』と毎日思ってたし、周囲との仕事に対する意識の違いによって、常にとてつもないストレスを抱えてたので、どうしても続ける事が出来なかったんです。

頑張ってもどうせ給料は変わらないんだし、私が周りの人のレベルに合わしてれば、この問題はあっさり解決してたんですが、でも、『もっと出来るけど、手を抜いてやらない』という考え方は、私は絶対に受け入れられなかったですから。


というわけで、私は常に周囲と小さな衝突を繰り広げてたし、徐々に会社で浮いた存在になっていったんですよね。

あからさまに無視されるとか、嫌がらせをされるような事はなかったけど、最後の方は、飲み会等の会合には誘われなくなってましたから(笑)


ただ、私は役員には凄く気に入られてたから、辞めると告げた時に慰留されたので、『じゃあ、今のこの環境を変えて下さい。もし変えてくれるなら残ります』という条件を出したし、残留するチャンスはあげたんです。

でも、その時に曖昧な返事をされたし、ちょっとだけマシにはなったものの、抜本的な改革は結局行われなかったので、『この会社は経営陣が入れ替わらないとダメだ』という失格の烙印をバーン!と押して(笑)、そのまま退職しました。


サラリーマン時代を思い出すと、ついエキサイトしてしまうので(笑)、すっかり話が逸れてしまったんですが、まあとにかく、仕事を辞めるためにFXを始めた私にとっては、自由を手に入れた今の生活にはそれなりに満足しています。


失ったもの

すでに皆さん察しが付いてるかもしれませんが、失ったものとして、私がまず頭に思い浮かぶのは、『お金』です(笑)

専業になってからの、2010~2012年の3年間で得た手取りの収入は、サラリーマンの頃とは比べ物にならないぐらい減少しましたから。


ただ、2010年と2011年はサラリーマンの平均年収を上回る利益を出せてたし、しかも、2012年からFXの税制が総合課税から申告分離課税に変更になったので、『このまま順調に利益が増加したら、サラリーマンの時代の手取りを楽に超えるぞ!』と希望に満ち溢れてた時期もあったんです(笑)

ところが、せっかくFXトレーダーにとって有利な制度になったのに、2012年は肝心のパフォーマンスそのものが急降下してしまったので(笑)、税率の変更のメリットを享受出来なかったし、生活レベルはかなり下がりましたからね。

それに、失ったのはお金だけではなくて、社会的地位や信用、厚生年金といった社会保障関連、さらには、FXで稼げなかったので、車を売りましたでも書いたとおり、愛車の売却まで強いられましたから(笑)


まあ結局の所、失ったものを突き詰めていくと、その原因はお金に辿り着くので、専業トレーダーとして精神的に余裕のある生活を送るために、もっと頑張らないといけません。

それにしても、念願だった自由を手に入れた代わりにお金を失ったわけだし、人生というのは、上手くバランスがとれるように出来てますよね(笑)


まとめ

株やFXの専業トレーダーに憧れる人って多いんですが、収入に関しては、ほぼ間違いなくサラリーマン時代を下回る事になるので、安易に仕事を辞めない方がいいと思います。

私は感情のコントロールには長けてるし、それに、『無類の負けず嫌い』だから必死に努力して何とか生活費は稼げてるけど、生活できるだけで殆ど奇跡と言えるぐらい、相場の世界は厳しいですから。

FXは運だけで大きく稼げる事があるから、軽く見られがちだけど、でも実際には、経営者として成功を収めるのと同じぐらい難しいんです。

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