私はこれまでの所、FX専業トレーダーの生活とトレード理論、それとトレード成績の3つをメインコンテンツとして、このブログの執筆を続けてきたんですが、『ファンダメンタルズ』をテーマにした記事は1度も書いた事がなかったし、トレード成績の記事で多少触れる程度でした。

でも、今回のテーマである『ユーロの未来』に関しては、今まで誰も目にした事がない、私ならではの斬新な切り口で、尚且つ、長期投資をしてるFXトレーダーの方々にとって有益なものを提供できる自信があるので、ちょっとチャレンジしてみました。

ただ、有益だとは言っても、あくまでも為替相場の長期的な考え方に関するものであって、儲け話の類ではないので、その点はどうかご理解下さい。


それでは早速本題に入りますけど、皆さんはユーロという通貨に対して、どういった印象をお持ちですか?

2013年になってからは、米国のQE縮小やアベノミクスが外為市場のテーマになったので、『ユーロ危機』という言葉が話題に上る事は少なくなったし、今年からFXを始めた人は、ユーロに対して特に悪いイメージはないかもしれません。

ただその一方で、過去2年は、一時は話題を独占したギリシャを筆頭に、アイルランドやスペイン、イタリアといった国々の経済危機の影響で、『ユーロの崩壊』が散々論じられた事もあって、FXのキャリアが長い人は相当ネガティブな印象を抱いてるのではないでしょうか?


でも、私はその大多数の人とは完全に異なった見解を持ってて、ユーロに対して超楽観的なんですよね。

『ユーロは地球の未来そのものだし、これがもし崩壊する事になれば第三次世界大戦に繋がるだろう。しかし、第三次世界大戦は絶対に起こらない。だから逆説的に考えて、ユーロは崩壊しない』という風に私は考えてますから。

あまりにも飛躍した考え方だし、こんな事を書くと、『は?なんでユーロの崩壊が戦争に繋がるんだ?意味がわからん』と思われるかもしれませんが(笑)、でも、『経済の共同体を作り上げること』は地球を平和にするための唯一の手段なので、実は物凄く大事なんです。


歴史を振り返って頂ければ一目瞭然だと思うんですが、第二次世界大戦以降も、地球では数え切れないぐらい戦争があったにも拘わらず、EU圏内では(ユーロでもいいんですが、さらに歴史が長くて加盟国の多いEUをここでは例に挙げます)、戦争が起こった事は1度もありません。

これは決して偶然ではなくて、『同じ経済共同体の中で戦争が起こると、勝っても負けても結局マイナスになるので、戦争をする意味がない』という確固とした理由があるからなんです。


どういう事かと言うと、もし戦争に勝っても、相手国とは経済が密接に連携してるので、負けた国の経済が疲弊すると自分の国の物やサービスが売れなくなるし、結局自国にも悪影響を及ぼすから、戦争は回避されるんですよね。

しかもそれだけではなくて、EU圏内の他の国も、そんな事されて両国の経済が悪化したら影響を受けるので、『俺らにも迷惑だからバカな事はやめろ!戦争なんかしたらお前ら追い出すぞ!』と止めてくれますから。

だから、同じ経済共同体の中では戦争は絶対に起こらないし、EUという枠組みを作り上げる試み、そして、経済の結び付きを更に強固なものにする、『単一通貨・ユーロ』は地球の平和に大きく貢献するので、私達人類はなんとしても成功させなければいけないんです。


でも、現在は以前ほど緊迫した状況ではなくなったものの、もともと農業を中心にEUに反対する声は根強くあるので、もしユーロが崩壊したら、『やっぱり経済共同体は間違ってたんだ!こんなのはダメだ!』という意見が勢いを増して、いずれEUの崩壊に繋がるはずです。

そして、ユーロに引き続いてEUまで崩壊したら、『欧州は結局失敗した。文化的・人種的・経済的に最も近い欧州ですら失敗するんだから、他の地域は無理だな』と失格の烙印を押され、当然ながら、地球のその他の地域の経済共同体の崩壊、あるいはTPPのような、現在枠組みの構築に取り組んでるものは頓挫する事になるでしょう。


『TPPが頓挫すること』が何を意味するかと言うと、『アメリカと中国というスーパーパワーを、同じ経済の共同体に引き込めなくなる』という事なので、『元覇権国家・アメリカ』と『昇り竜・中国』との間で緊張が高まり、そして最終的に、第三次世界大戦と表現しても差支えがないほどの、巨大戦争を招いてしまうんです。

ただ、人類はそこまでバカじゃないので、ある意味天に導かれる感じでこのシナリオは回避されるだろうし、だから私は、『ユーロは地球の未来そのものだから、逆説的に考えて絶対に崩壊しない』と考えてるんです。


ユーロと平和を結び付けるのは余りにもスケールの大きな話だし、それに、私の拙い文章力では真意が上手く伝わらなかったかもしれません。

でも、目先の小さな問題に捉われて、『ユーロは構造的に欠陥がある!必ず崩壊する!』といった非常に短絡的な発想で論じるアナリストとは違って、私はもっと大きな視点でユーロの未来を見通してるんです。

人類が目指すべき究極のゴールは、『地球でひとつの経済共同体を作り上げて、地球単一通貨を実現させること』だし、ユーロという試みには、『地球を平和に導くこと』が運命付けられてるんですから。


ただ、地球単一通貨の実現はまだ先の話だし、『かつての基軸通貨だったポンドは英国の衰退と共に弱くなった』という前例に当てはめると、米国は覇権国家としての地位を失うから、ドルは長期的にどんどん弱くなるはずなんです。

だから、私がもし大金持ちだったら、ユーロドルの押し目を拾いまくって、2.0で利食いますね。

『2.0だと!バカな事言うな!』と思われるかもしれませんが、私はこの予想に相当自信を持ってるし(2.0を達成するには、10年以上かかるかもしれないけど)、お金がなくて長期投資が出来ないのが残念で仕方ありません(笑)


今回の記事はスケールが大き過ぎて、ハッキリ言って日常のトレードの役には立たないし、FXトレーダーからのウケは悪いかもしれませんが、でも私としては、『このブログの代表作』になったと自負してるし、今は書き上げた満足感で半笑いになってます(笑)

構想の段階で何度も挫折しそうになったし、本当に苦労したけど、頑張った甲斐がありました。

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No title

初コメです
二年前の記事にコメントするのもなんですが。
今まで経済や政治について考えてこなかったんですがこの記事を読んで、経済や歴史を考えてみたいと思えるようになりました。
本来ならブログ読み漁ってないで勉強しろって感じですけど、ブログの更新楽しみにしてます。
こういった経済や歴史の考え方は今の自分ではなかなかできないのでまた書いてほしいです。

Re: No title

saki6342さん、こんばんは。

嬉しすぎるコメントありがとうございます。
FXとか相場どうこうよりも、もっと壮大な物事の考え方みたいなものをお伝えする事が、ブログ運営の目的なので、『私のブログがキッカケで経済や歴史に興味を持った』と言って頂けると最高に嬉しいです。

私は未来について毎日考えまくってる男なので(笑)、アイデアだけは色々ありますし、これからも参考になる事を書けるように頑張ります。

No title

2年以上前の記事へのコメント失礼します
マクロな視点で物事を考えられていてやっぱりしがないさんは凄いですね
ユーロと第三次世界大戦の話とても理論だってって納得してしまいました

Re: No title

ありがとうございます。

綺麗事ばかり言ってるだけでは、平和な世界はいつまで経ってもやって来ないですし、本気で平和を実現するには、『共有すること』が唯一の手段なんですよね。

ただ、英国でEU離脱を問う住民投票が行われる事とか、トランプ旋風がいい例なんですが、デフレやディスインフレに陥ると、保護主義になりやすいんです。
なので、現在の経済環境は、大不況、大恐慌に次ぐ、グローバルデフレが現実味を帯びてきてますし、共有する事に対して逆風が吹いてるので、EUやユーロ圏の試練は長引きそうです。

大不況は第一次世界大戦、大恐慌は第二次世界大戦に繋がりましたし、それに加えて、中国の台頭によってパワーバランスも大きく変わってきてるので、ちょっと心配です。

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