こんな事は出来れば言いたくないんですが、もし仮に、相場の世界における『大きな成功』を、『数千万~数億の利益を何年にも渡って出し続けること』だと定義すると、『トレードの才能』がない人は、人生の全てを費やして死ぬほど努力しても、大きな成功を収めるのは不可能です。

相場は将棋みたいに無数の選択肢があるわけじゃないし、上がるか下がるかを当てるだけの二択だから軽く見られがちなんですが、でも実は、FXで利益を出し続けることは、会社を経営するのと同じぐらい難しいですから。

例えば、『適切な感情のコントロール』や『劣勢でも物怖じしない度胸』、『一瞬の閃きと、その閃きを具現化する実行力』、さらに、『良い時も悪い時も、地道な努力を続けられるかどうか』といったFXトレーダーにとって必要な能力は、経営者にも必須なので、両者には共通点が多いですからね。


ただ、大きな成功を収めるには才能が不可欠だとしても、『小さな成功』なら誰にでも実現可能だし、というかもっと極端な言い方をすると、地道な努力と、努力の方向性さえ間違わなければ、『年間成績マイナスになる方が逆に難しい』と私は考えてます。

こんな事を書くと、『おいおい、それは幾らなんでも言い過ぎだろう。俺はFXを始めてから年間成績がプラスになった事は1度もないし、ずっと負け続けてるんだぞ』と反論されるかもしれません。


でも、トレードの才能が決定的に欠如してる私みたいな投資家でも(笑)、『8年連続年間成績プラス』という偉業を達成出来たんだし、言い過ぎという事は決してないと自信を持って断言できます。
(初めの3年間は一応プラスとはいえ、実質的にはほぼゼロだったんですが(笑))

例えトレードの才能がなくても、『ストップを絶対に入れる・強欲にならない・ルールを守る』といったトレードの基本的な事をキッチリこなし、そして、私は絶対にミスをしない(FXに関して)で書いたような地道な努力を積み重ねていれば、月単位でマイナスになる事はあっても、年間成績でマイナスになる事はまずないですから。


投資の中でも特にFXに手を出す人は、自分の頭脳に過信する傾向が強いので、地道な努力を続けてても、残念ながら、その努力の方向性を間違ってる事が非常に多いです。

為替相場はチャートが綺麗な形を描く事が多いし、しかも数学的なオーラを漂わせてるから(笑)、テクニカルで真理を突き止めれそうな気になってしまいますからね。

それに加えて、偽者カリスマトレーダーによって、『永遠に勝てるトレード手法が存在する』とすっかり洗脳されてしまってるので、間違った道を進んでる事に気付くのは容易ではないですから。


でも、相場の世界で優劣を決める決定的な要素は、結局の所、『才能』だし、そして、その才能を向上させる事はほぼ不可能なので、FXを何年もやってるのに結果が出ない人は、自分の無力さを認めて、考え方をガラッと変えるべきです。

才能がないのに、才能がある人と同じような感覚任せの雑なトレードをしてても、いつまで経っても勝てるようにはならないんですから。

だからまずは私みたいに、その気になれば誰にでも出来るような、地味な作業を徹底的に追求して、対戦相手との差別化を図るべきですよ。


野球の松井さんが、『野球選手なら誰だってホームランバッターになりたい。でも殆どの選手に、生き残るために諦めざるを得ない瞬間がやってくる』と言ってたけど、FXトレーダーも全く同じだと私は思います。

『何千万とか何億は俺には無理だ。年利20%ぐらいを目標にして、地道に努力していこう』という風に負けを素直に認めて、自分の能力を客観的に見つめ直した時点で、ようやく『ただのギャンブラー』から抜け出して、『FXトレーダー』としての第一歩を踏み出したと言えるのではないでしょうか?


投資は自己責任の世界なので、この記事を読んでもなお、『いや、俺はホームランバッターにしか興味がない。夢を追い続けるぜ!』と言うのならそれでも別に構いません。

でも、少し厳しい言い方をさせて頂くと、そんな無謀な事をしてたら、何年かかってもレギュラーの座は掴み獲れないだろうし、三振の山を築いて、最終的には二軍落ちを宣告される事になるでしょう。

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ありがとう

すべての言葉が響きます、ためになります、改めて正しい方向の勉強をしようと思います、これからも的確なアドバイスお願いします。

Re: ありがとう

こちらこそありがとうございます。

そう言って頂けると凄く嬉しいです。
これからもお役に立てる記事になるように頑張ります。

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