自分で言うのもなんですけど、私は、『そこそこ頭の切れる男』だと自負してるので(笑)、誰かを認める事って滅多にないんですが、でも将棋の羽生善治さんは、そんな私にとって数少ない例外の1人です。

FXも将棋も同じ勝負の世界だから考え方に共通点が多いし、それに、数々の修羅場をくぐってきた羽生さんの言葉には、他の人にはない説得力がありますから。

そして、その羽生さんの数多くの名言の中でも、『幸運の女神は勇者に微笑む』が私は特に好きなので、トレードの調子が悪くて弱気になった時は、必ずこの言葉を思い出して積極的なエントリーを心がけてるんですが、追い詰められながらも勇気を出して踏み込むと、実際に上手くいく事が多いんですよね。

だから私だけではなくて、思うように結果が出ないFXトレーダーにとっては、羽生さんの言葉は凄く役に立つはずなので、今回は私の解説を交えながら(笑)、名言をいくつかご紹介します。


① 私は才能は一瞬のひらめきだと思っていた。しかし今は、10年とか20年、30年を同じ姿勢で同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている。

私も最近は、長くトップにいる人に対して敬意を払うようになったので、凄く共感できます。ただ残念ながら、この言葉は私みたいな凡人ではなくて、羽生さんみたいな、『選ばれし者』にしか当てはまらないかもしれません。


② ビジネスや会社経営でも同じでしょうが、一回でも実践してみると、頭の中で考えていたことの何倍もの「学び」がある。

私は何か新しい事を始める時に、質量転化の法則をよく意識するんですが、この質量転化の法則とは、『たくさん量をこなす事によって、その過程で質的な変化が現れ、最終的な成果が全く異次元のものになる』、すなわち、『やればやるほど質が向上する』という意味なんです。

そして、質量転化の法則はFXにも凄く有効なので、まだキャリアの浅い人は、もし基本が1万通貨なら、1000通貨程度の小さなロットでもいいから、出来るだけ多くの実戦を重ねるべきです。

もちろん、デモトレードでもある程度の経験値を得られるんですが、ただ、自分の大事なお金が増減する時の、『あの緊張感』を保つのは至難の業だし、それに、『実際にポジションを持った時に、感情がどんな風に変化するか』についてまでは、デモでは絶対に学べませんから。


③ 直感は便利で使い勝手のいいものではあるのですが、あまりに頼りすぎるのは危険です。いいところは突いてるけれど、正確さに欠ける、ということになってしまいますから。本当はロジックと直感の両方を伸ばしていくのがいいのでしょうが、このふたつは「片方を伸ばすと、もう片方が疎かになる」という関係にある気がします。「最近、直感が冴えてきたな」と思うと、読みが雑になる(笑)。そのあたりをどうコントロールするかは、私も悩ましいところですね。

私も同じ事がよくあります。エントリーの最終判断を下す感覚が好調の時は、トレード手法自体の勝率の悪さに目が向かなくなるんですよね。そしていずれ感覚が狂ってくると、大スランプに陥ってしまうんです(笑)


④ 勝負に一番影響するのは「怒り」の感情だ。

これはもう説明不要ですよね。耳が痛い人が多いのではないでしょうか?(笑)


⑤ 「まだその時期じゃない」「環境が整っていない」とリスクばかり強調する人がいるが、環境が整っていないことは、逆説的に言えば、非常にいい環境だと言える。

この言葉には、『キッチリ準備をしていれば』という前提が存在すると思います。準備をしていない人には、そもそもリスクをとる資格がありませんから。


⑥ 追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍があるのだ

私が好んで使ってる、『ピンチとチャンスは常に背中合わせ』と同義語ですよね。苦しい時にしか見えないものって存在しますから。


⑦ 大局観を失って全体像が見えていないと、直感は上手く働きません。逆に今どういう状況で、これからの局面はどちらに向かってどのように展開していくのかということが掴めれば、指し手は自ずから見えてくるものなのです。

大局観はファンダメンタルズに置き換える事が出来ると思います。FXトレーダーはテクニカルに夢中になる傾向が強いんですが、たまには一歩引いて、もっと大きな視点で相場を捉えてみてはどうでしょうか?


⑧ 同じ方法で悪くなる。だから捨てなきゃいけない。せっかく長年築きあげてきたものでも変えていかなくてはならない。

この言葉は正に、私がこのブログで何度も訴えかけてる(笑)、『永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しない』そのものですよね。羽生さんも私と同じ考えのようです。


⑨ 三流は人の話を聞かない。二流は人の話を聞く。一流は人の話を聞いて実行する。超一流は人の話を聞いて工夫する。

これは締めに持ってこいの言葉かもしれません。本やブログで熱心に勉強するFXトレーダーって多いけど、でも、その学んだ事を実行する人って意外に少ないんですよね。ましてや、もう一歩踏み込んで工夫する人なんて、ごく僅かでしょう。


まとめ

私は羽生さんを尊敬してるけど、ただ、著書は『決断力』しか持ってなかったので、記事を書くためにネットで調べてみたんですが、羽生さんの言葉には、私のトレード理論と共通点が多くて驚きました。

だから、改めて自らのトレード理論に自信を深めたんですが、でもそれと同時に、『FXトレーダーとしての才能の無さ』も大いに実感させられたんですよね。

だってこのトレード理論に才能が加われば、私も天才トレーダーになれたはずですから(笑)

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