お金というのは、生きるために必要なものだから仕方ないんですが、残念ながら殆どの投資家は、『目の前のトレードに勝つこと』にばかり捉われてるし、そのために無茶をする人が多いです。

でも、私は大多数の投資家とは違って、目先の勝ち負けではなくて、『勝ち続けること』に集中してるので、常に広い視野と長期的なビジョンを持ってFXに取り組んでます。

だから、詐欺師トレーダーが披露してる小手先のテクニックには全く興味がないので、事を成した人の言葉や、世の中の不変の真理みたいなものをトレードに活用してるんですが、そういったものの中でも特に、『ハインリッヒの法則』を私は強く意識してるんですよね。

このハインリッヒの法則とは、1929年に発表された労働災害における経験則で、『1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、さらにその背景には、300の異常(ヒヤリ・ハット)が存在する』という考え方なんですが、本来は製造業の現場などで使われるものなんです。

でも相場の世界では、それまでの常識を覆す、『ブラックスワン』が定期的に起こるので、ハインリッヒの法則はFXとも凄く相性が良いんです。


300件のヒヤリ・ハットを、『損失を伴わないミスや、ミスをしそうになった瞬間』、29件の軽微な事故を、『ミスや市場の急変による予想外の損失』、そして1件の重大な事故を、『強制ロスカット』と置き換える事ができますからね。

そして、ヒヤリ・ハットや軽微な事故を経験した時に、『これはいずれ重大な事故に繋がる。原因を究明して対策を立てて、同じ失敗を繰り返さないようにしよう』と自分自身に対して注意を促し、さらに、『ヒヤリ・ハット事例集』に逐一追加していくんです(笑)


この作業を繰り返す事によって、リスクへの対策がどんどん洗練されていくので、強制ロスカットで一気にやられる確率がほぼゼロになるし、しかも、『ロングとショートを間違えて10pips損した』とか、『市場の急変でストップが5pips滑った』といった小さな損失も回避する事が出来るんですよね。

実際に私は、このハインリッヒの法則を意識してトレードしてるお陰で、私は絶対にミスをしない(FXに関して)という記事でも書いたとおり、5~6年に渡って1度もミスをしてませんから。

だから、ミスによって喫してたはずの損失を、そのまま利益に上積みするようなものなので、長期的に見ればパフォーマンスが大きく向上するんです。


ただ、投資本やレポートなんかを読みまくってる勉強熱心なFXトレーダーであっても、ここまで徹底してる人はなかなかいないだろうし、それに、こういった地味な努力は凄く面倒なので、『そんなにリスクばっか気にしてたら逆にチャンス逃すよ。ルールに縛られた状態でFXをしても楽しくないしな』と反論する人がいるかもしれません。

確かに短期的には効果を全く実感出来ないし、私だって好きでこんな事をしてるわけではないので、出来ればもっと気楽にトレードしたいですよ。

でも、私みたいな才能が全くないトレーダーが勝ち続けるには、こういう他の人がやりたがらない事を必死にやって、『才能の差』を埋めるしかないんです。


ミスに伴う損失って、殆どの場合大した事がないので、笑って済ます人が多いんですが、でも、ミスをした時に対策を立てずに放置してると、そのミスはいつか必ず、『重大な事故』に繋がります。

そしてその重大な事故が、強制ロスカットぐらいで済めばいいけど、FXは高いレバレッジをかけてるから、2011年のスイスフランショックのような急変に巻き込まれたら、借金を背負う可能性もある危険な金融商品なので、投資家はもっとリスクに敏感になるべきです。

こんな事は出来れば言いたくないけど、トレードは遊びじゃないし、命の次に大事なお金を懸けてるにも拘らず、『何度も同じ失敗をしてるのに、その失敗を次に生かさない人』があまりにも多いですから。


もちろん、投資は自己責任なので、この記事を読んでもなお、ミスへの対策を講じる事なくトレードし続けるのなら、それでも別に構いません。

ただ、その結果もし悲劇に見舞われても、『運が悪かった』という言葉を絶対に言い訳に使わないで下さい。

それは運が悪かったんではなくて、起こるべくして起こったんですから。

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