相場の世界には、『あたかも常識のように語られる考え方』が幾つか存在するんですが、私はそういったものに対して、常々疑問を感じてました。

全く同じ性格の人なんてこの世に1人もいないし、しかも、生まれながらにトレードの才能を持ち合わせた人と、そうでない人とでは前提条件も大きく異なるので、全ての投資家に役立つトレード理論を語るのは無理がありますから。

ただ私だって、これまでに数え切れないくらい正論ぶった主張を繰り広げてきてるので、こんな事を書いてると、『だったらお前のトレード理論も意味がないだろう』と反論されるかもしれません(笑)

確かに、個々の性格にまでアジャストさせるのは流石に不可能なので、私のトレード理論にも至らない点は数多くあるでしょう。

でも、私の場合は自分自身が、才能が決定的に欠如したFXトレーダーという事もあって(笑)、『才能のない人が勝ち続けるにはどうすればいいか』という視点で常に記事を書いてるので、他のFXブログとは差別化が出来てると思うんですよね。


というわけで今回は、才能のないトレーダー目線で、ほとんどスタンダードになってるトレード理論にダメ出しをして、相場の世界の常識を覆してみます。


① 半分利確戦法

半分利確戦法を勧める書籍や、FXトレーダーは非常に多いです。

確かに考え方としては理に適ってるし、上手くやれば有効な戦略になり得るんですが、でも、継続して利益を出せてないトレーダーは、この方法を採用するべきではありません。

『継続して利益を出せてない』という事はほぼ間違いなく、『感情のコントロールも出来てない』ので、そんな人がこういう複雑なテクニックを使うと、流れが良い時は問題ないんですが、少しでも悪くなると自分を見失って、泥沼にハマる事が多いですから。

もちろん、短期的には上手くいく事もあるけど、相場の世界では、不調時に今まで積み上げてきた利益を一気に失う人が多いので、流れが悪くなった時に備えて、『迷う要素』は予め排除しておくべきです。


② ロットを変える

ロットの変更は半分利確戦法よりさらに高度だし、天才トレーダーだけに許された超上級テクニックなので、凡人は絶対に手を出してはいけません。

①とも共通するんですが、感情のコントロールを出来ない人が、自信の大小や相場の状況によってロットを変えると、いつか必ず悲惨な事になりますから。


というか、FXは命の次に大事なお金を懸けてるんだし、『自信があまりない』とか、『ボラがあるからストップが滑るかもしれない』と感じてる時にトレードするのって、そもそもおかしくないでしょうか?

『自信がない。あるいは相場が荒れてる』のであれば、エントリーを見送ればいいんですから。


もちろん、『予想通りの展開になったわ!エントリーしときゃ良かった!』って事はよくあるし、稼ぐチャンスを逃したら凄く悔しいです。

でも、『根こそぎ獲ってやろう』という強欲な考え方をしてる時点で、すでに棺桶に片足突っ込んでるようなものだし、目先の利益ではなくて、もっと長期的な視点で考えるべきです。


③ 損小利大

『損小利大は大事』と私はずっと言い続けてるし、それに加えて、損小利大は難しい。でもやるしかないという記事まで書いた事があるので、このブログの読者の方には、『今までの主張と矛盾してるじゃないか!』と思われるかもしれません。

でも、私は今でもバリバリの損小利大主義者だし、考え方が変わったわけではなくて、『損小利大の定義が誤解されてる』と言いたいんです。

損小利大の正しい定義って実は、『小さな勝ち負けを繰り返しながら、たまに出現するビッグトレードで一気に稼ぐこと』ですから。

ところが、損小利大と聞くと殆どの人は、『リミット30、ストップ20』みたいな数字を固定したトレード手法をイメージするので、考え方が根本的に間違ってるから、結果的にじり貧になってしまうんですよね。


もちろん、利を伸ばすのは人間の本能に逆らう行為なので、『確かに俺は勘違いしてた。でも、ビッグトレードを狙うのはきついんだよ。リミット30、ストップ20の方がまだいい』と反論する人が多いだろうし、逃げたくなる気持ちもよく分かります。

でも、『真の損小利大』を意識して臨まないと、長期的に勝ち続けるのは不可能なので、好むと好まざるとに拘わらず、立ち向かうしかないんです。

私みたいな才能が全くないトレーダーでも去年2100pipsも獲れたのは、『どんなに苦しくても、歯を食いしばって真の損小利大を貫いたから』なんですから。


まとめ

相場の世界はスポーツと同じで、生まれながらに持ち合わせた才能がパフォーマンスを分ける最大の要素になるので、どれだけ努力をしても、もし才能がなかったら、才能のある人には絶対勝てません。

でも、『才能の差』は決して埋める事は出来ないけど、FXは努力で勝てるようになるのか?という記事でも書いたとおり、努力のやり方によっては勝ち続ける事は可能なので、そのために出来るだけシンプルなトレード理論を採用するべきです。

シンプルな方が自分を客観的に見る事が出来るし、それに、不調に陥った時も原因を究明しやすいですから。

ある程度経験を積めば、『自分に才能があるかないか』は分かるだろうし、自分に才能がない事に気付いたら、取り組み方をガラッと変えなければいけません。

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