私はメンタルが強い方ではないので、FXの調子が悪かったりとか、日常生活の悩みが原因で、気持ちが落ち込む事がよくあるんですが、そういう時は尊敬してる孫さんの動画を見て、自分を奮い立たせています。

孫さんは、グランドキャニオンみたいにスケールの大きな人なので(笑)、孫さんが熱く語ってる所を見てると、『こんなちっぽけな事で悩むのは止めよう』と思えるし、前向きになれますから。

だから愛猫のピーターが他界して以降、精神的に厳しい状態がずっと続いてるので、ここ数ヶ月は孫さんの動画を頻繁に見てるんですが、何週間か前に、ソフトバンクアカデミアで孫さんが講義をしてる動画を改めて見直してたんです。

その講義は、『リーダーとはどうあるべきか』というテーマだったんですが、流れの中で武田勝頼の話になった時に、『勝頼はバカだ。自分の兵がどんどん死んでいってるのに、撤退しなかった。途中から意地になった。バカの典型だ』という風に、孫さんは武田勝頼を徹底的にこき下ろしてたんですよね(笑)

そして、『もし私が勝頼だったら、やばくなったら一目散に逃げる。ただ、退却の方が前進より遥かに難しくて勇気がいる。だから、勿体ない。何としても取り戻したいという気持ちが働いて、そのまま突っ込む。でも、リーダーたる者、絶対に意地で闘ってはいけない』と熱く語っておられたんですが、孫さんのこの話を聞いて、私の考え方が間違ってた事に気付いたんです。


以前の私は、『長篠の戦いで勝頼がギャンブルをする事になったのは、信玄が慎重すぎて、信長の拡大を早い段階で食い止めなかった事がそもそもの原因。勝頼はバカ武将の代表格としてよく扱われるけど、それはフェアじゃない』と考えてましたからね。

だから、勝ち目がないと思ったら素直に負けを認める武将の方が、実は遥かに優れてる事を教わったし、そしてそれと同時に、『損切りの重要性』を一層強く実感したんです。

我々FXトレーダーも、資金を管理して決断を下す立場だからある意味リーダーなので、苦しい状況に追い込まれた時は、『生き残ること』を常に優先しなければいけないですから。


例えば、200万の含み益を失った日という記事でも書いたとおり、私もキャリートレードをしてた時に、『退却か前進か』という究極の選択を迫られた事があるんですが、『ここで意地になって資金をつぎ込んだら泥沼にハマる』と思って勇気を出して決済したんです。

ところが結果的には、資金を追加したらサブプライムショックはなんとか耐えれたので、正直言うと、『やっぱナンピンした方がよかったかな。ポジション全部切ったのは間違いだったかも』という後悔の念が過った事もありました。

でも、その1年後に起こったリーマンショックの破壊力は桁違いだったので、ナンピンで凌ごうとしてたら確実に全財産を失ってたし、私が今でもFXをやれてるのは、あの時『退却』という決断をしたお陰ですから。


ただ、このブログの読者の方は、上級者というか、FXのキャリアがそれなりにある人が多いと思うので、損切りが出来ない人は殆どいないだろうし、いまさら損切りの重要性について書く必要はないのかもしれません。

でも、平常時では損切りが出来ても、勝負を賭けてロットを大きくした時や、スイングやキャリートレードで長期のポジションを持った時は、意地になってナンピンで凌ごうとする人が多いのではないでしょうか?

だから、ここはあえてFXとは関係ない話を持ち出して(笑)、ちょっと違った角度から、損切りの重要性を説いてみます。


これは私がまだ学生の頃の話なんですが、当時付き合ってた彼女と歩いてる時に、焼肉屋がなんとなく目に留まったので、軽い気持ちで入ってみた事があるんです。

初めての店だったけど、全然高級店には見えなかったし、庶民的なとこだと思ったんですよね。

ところが、どうやら知る人ぞ知る隠れ家的な店だったらしく、席について壁のメニューを目にした瞬間、私はソロバンをしてたから暗算が早いので(笑)、『普通に食べたら3万くらいいくぞ。どうしよう』と思ったし、合計金額を想定して凄く焦りました。

食事に3万も使ったら生活費がショートするのは目に見えてるし、当時の私には、とても払える金額ではなかったですから。

でもその一方で、一緒にいた彼女とはまだ付き合ったばかりだったし、カッコ悪い所を見せるわけにもいきません。

だから、どうするか相当迷ったんですが、結局勇気を出して彼女に、『帰ろっか?』と一言だけ発して、店員と彼女の目を一切見ずに、私は退却したんです(笑)


損切りする度にこんな恥ずかしい思いをするなら(笑)、私だって躊躇しますよ。

でも、経営者とは違って、退却した事によって誰かに批判されるわけではないし、ましてや恥をかくわけでもないので、もしこれからのFX人生で苦境に陥る事があったら、勇気を出して損切りするべきです。

もちろん、損切りした直後に反転する事もあるので、いつも上手くいくわけではないんですが、その経験は間違いなく次に生きるし、『あの時損切りしといて良かった』と思える日が、いつか必ずやって来ますから。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

PAGETOP