1月~6月まで、6ヶ月連続で取引高№1だったから当然とはいえ、GMOクリック証券【FXネオ】が、2014年上半期も取引高世界№1を達成したようです。

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上記をご覧頂ければお分かりのとおり、現在のFX市場は、日本のFX業者が世界を席巻してるんですが(TOP10に7社!)、その中でも特に、GMOクリック証券とDMM.com証券の上位2社がズバ抜けています。

だから、GMOから覇権を奪う可能性があるのはDMMぐらいなんですが、ところが、6月からドル円のスプレッドを0.4銭に広げたので、取引高の減少がGMOよりも激しいんですよね。

GMOの7月の取引高は、前月比-10%の3903億ドルだったのに対し、DMMは14.7%減の、3114億ドルでしたから。


こういった状況を鑑みると、『GMOクリック証券の首位は座は当分安泰』と言いたい所なんですが、ただ、GMOも去年ドル円のスプレッドを0.4銭に広げた事があったけど、予想以上に取引高が減少したからすぐに戻したんですよね。

だから、DMM.com証券もいずれ0.3銭に戻すだろうし、この2強の首位争いは今後も続くと思います。

一昔前は業者によって、『サーバーの強さや約定力、テクニカルツールの豊富さ』などに大きな差があったけど、今はどの業者も横並びになってきたから、スプレッドぐらいしか差別化を図る要素がないし、しかも、今年は為替相場のボラが小さいので、取引高の順位が入れ替わり難くなってますからね。

FX業界のエスタブリッシュメントである外為どっとコムも、『スプレッドを縮めないと勝負にならない』という事にようやく気付いたらしく、最近になって積極的なスプレッド戦略を採用し始めましたから。


それにしても、外為どっとコムは経営戦略を完全に間違えましたね。

私がFXを始めた2005年頃は、『FX=外為どっとコム』と言っても過言ではないぐらい圧倒的な存在感を誇ってたから、口座数や預かり残高が順調に増加してたし、それに、FXは利益率が高いから十分利益が出るので、取引高の拡大を疎かにしてしまったんでしょう。

もしあの当時から取引高拡大戦略を採ってたら、株の世界のSBI証券みたいに、間違いなく圧倒的№1になってたし、本当に勿体ない事をしたと思います。


逆にGMOやDMMといった新興勢力が採用した、『取引高の拡大に集中する戦略』は大正解だったし、大手が油断してる隙を突いて、低スプレッド戦略でガンガン攻めたのは見事でしたね。

その時攻めた事が、現在の地位に繋がってるわけですから。

株の世界では、外為どっとコムと同じ戦略をとってたマネックスの経営が八方塞がりになってるように、外為どっとコムのブランド力をもってしても、ここからシェアを挽回するのは厳しいかもしれません。

IT業界は先行した企業が圧倒的に有利だし、ヤフーのイーコマース革命くらいの思い切った事をやらないと、逆転は難しいですから。


そして、3位のYJFXについてですが、日本は特に取引高の減少が激しいみたいなので、『グローバルに展開してるFXCMの方が有利だから順位が逆転するかも』と私は考えてたけど、取引高3位の座をなんとか死守したようです。

でも、日本のFX業者が軒並み前月比で減少してるにも拘わらず、FXCMは7月の取引高が増加してるので、下半期は逆転されて4位に転落するかもしれません。

だから、ヤフーがFX事業を買収した時に、いずれ№1になると私は予想してたんですが、このままだと2強に割って入るどころか、さらに順位が低下しそうなので、『圧倒的№1』に拘るソフトバンクの企業カルチャーを思い出して、もっとアグレッシブな経営をして欲しいものです。


ただ、不安を煽る内容になってるかもしれないので最後に一応補足しておきますけど、外為どっとコム、YJFX共に経営状態は健全なので、むしろ信頼出来るグループの方に属するFX業者と言えるでしょう。

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