私は、専業トレーダーに転職して今年で5年目になるんですが、初めの2年間は割りと上手く稼げたので、当初は専業生活は最高だと思ってました。

サラリーマンの頃は精神的に相当病んでたので(笑)、その長年抱えてた仕事のストレスから解放された上に、マイペースで自由な暮らしが出来てたし、不満なんて感じるはずがないですから。

でも、専業生活3年目となる2012年の1,2月に、2ヶ月連続マイナス収支を記録した時にどうやら大きな歯車が狂ってしまったらしく、現在に至るまでトレード成績はずっと鳴かず飛ばずだし、3年目以降は、『お金』が私にとって大きな悩みになりました。

だから、トレードが上手くいかなくて眠れない日も数え切れないくらいあったので、『FX専業トレーダーを続ける限り、この先もお金の問題と戦っていくんだろうな』と考えてたし、常にお金の事を強く意識してたんですよね。

生活費を抑えるために相当地道な努力をしてたし(笑)、数十円の違いにも拘るような、節約の日々を送ってましたから。


ところが、去年の11月に愛猫のピーターが亡くなってからは、お金なんてどうでも良くなったし、そもそも普通の日常を過ごす事が困難になったんですよね。

いい歳して情けないのは十分承知してるんですが、トレードが全然上手くいかない時でも、『まあいっか』と思える心の余裕をピーターにいつも与えてもらってたし、私はピーターにかなり依存してましたから。

しかも、ピーターは突然死だったから、心の準備が全く出来てなかったので、死んだ直後は悲しいとか寂しいといった気持ち以上に、『これから1人で生きていくなんて絶対無理だ。どうしよう』という恐怖すら感じたんです。


だから、しばらくの間は軽いパニック状態に陥ってしまったので、とにかく誰かに頼りたかったから前の彼女に連絡しようと思ったし、何度も通話ボタンを押す寸前までいきました(笑)

でも、前の彼女に電話するなんて余りにも情けなさ過ぎるので、それだけはなんとか踏み止まって、何か良い手段がないか考えてる内に、酒匂さんが数年前に、愛犬が他界した事をブログに書いてたのを思い出したので、当時の記事を読んでみる事にしたんです。

すると、同じ経験をした人の言葉を目にすると随分気が楽になったし、『今は苦しいけど、時間が経てば痛みは和らぐんだ』と前向きに考えられるようになったので、それから数日間は、ペットの死を経験した人のブログを検索して読みまくりました(笑)

そして実際に、時間の経過と共に痛みは徐々に和らいでいったし、絶望的な状況からは一応脱する事が出来たんです。


というわけで、年が明けた頃からは、以前とそんなに変わらない専業生活を送れるようになったし、とりあえず一安心といった感じだったんですが、ところが今年の6~7月にかけて、精神状態が突然悪化したんですよね。

ピーターの事を考えると呼吸するのも困難なくらい苦しくなったし、その上まともに睡眠も取れなくなって、食欲も急激に落ちましたから。


この時の精神状態の急変は、さすがに相当動揺しました。

最愛のペットが死んだ直後が苦しいのは当然だし、これは誰もが経験する事だから少し余裕があったけど、死んで半年以上経ってからこんな酷い精神状態になるなんて、理解出来なかったですから。

だから、この6~7月にかけてのメンタルの落ち込みは、専業生活・最大の危機だったし、『俺、もしかしてヤバいんじゃないか?このまま頭おかしくなるのかな?』という絶望的な心境になりました。


ただ、理由は不明なんですが(笑)、どういうわけかその後少しずつ精神状態が回復したので、専業生活・最大の危機はなんとか乗り越えられたんです。

もちろん、ピーターと一緒に暮らしてた頃とは違うし、『またあんな精神状態になったらどうしよう』と怯えてる自分が今でもいるんですが、日常生活を支障なく送れるくらいまでは回復しましたから。


でも、本当に辛い時間を過ごしたけど、最愛のペットを亡くすという経験から、たくさんの事を学びました。

私は父親を早くに亡くしてるので、子供の頃から死についてよく考えてたし、『死を深く理解してる』という自負があったんですが、ただ大人になってからは、依存する関係の人の死を経験した事がなかったんです。

だから考えがまだ甘かったらしく、ピーターの死をキッカケにして、今まで見えてなかったものが色々見えるようになったし、それに、『情報革命で人々の悲しみを和らげたい』という孫さんの理念の偉大さに一層共感できるようになったので、投資家としても大きく成長しましたから。


もちろん、多くを学べたとはいっても、『この別れは長い目で見れば私にとってプラスなんだ』とは流石に思えないし、ピーターがいてくれた方が絶対いいです。

でも、ピーターにはたくさんのものを与えてもらったから、恩返しをしなければいけないので、この経験を今後の人生に生かすつもりです。


今になって振り返ると、精神が崩壊しかけた最大の要因が、私のネガティブな性格なのは間違いないんですが(笑)、でもそれだけではなくて、専業だから家でずっと1人で過ごしてた事も大きかったんでしょうね。

もし外で働いてたら自然と気が紛れるけど、ピーターの爪痕が残った部屋に1人でいると、どうしても良からぬ事ばかり考えてしまいますから。

だから、専業トレーダーという仕事をしてると、どうしても社会と疎遠になってしまうので、もし専業を目指すなら、何かあった時に私みたいにならないように、人との繋がりは大切にしておいて下さい。

関連記事

コメントの投稿

非公開コメント

強さ

しがないさん、こんばんは。

今、記事を読み終わって、また読み返して涙が次から次へと出てきます。

こんなコメントを書くのはどうかと思ったんですが、しがないさんの辛いことを認め、文章にできる素直さ、また強さに、とても響くものを感じました。

弱さや辛さを認め、抱えながら生きていき、こうやって記事にし、生きざまを見せてくれる。その姿勢を陰ながら応援しております。

No title

こんにちは!時々拝見させて頂いています。
私は身近な人で不幸な経験が少なく、あまり死について考えたことがありませんでした。
最近、来年40歳を目の前にして、
このままどうなって行くのかと考えることが増えました。

私にとって辛かったことは、
離婚して最愛の息子に一度も会えていないことです。
普段は負けず嫌いで悔しいから、
こんなことは口にしませんが。

人それぞれ歳を重ねるにつれて、
何かを背負って行くものですね。
色々疲れたと思う時ほど、
些細なことに幸せを感じて生きています。
トレードは全然ダメですが笑

他愛のない話ですいません。
人との繋がりを大切に
素敵な言葉ですね!
またブログ楽しみにしています。

No title

ピーター君の事、本当にお気の毒です。
私も猫を飼っていました。
実家で飼っていた猫を独り暮らしの部屋に連れ込んで溺愛の日々を送っていました。
でも、狭い部屋で飼うよりも実家にいた方が幸せなのではという思いと勝手な諸事情もあって実家に戻しました。
そして、1年少々で亡くなってしまいました。
私の場合は目の前で亡くなっていないので、もう9年以上経過していますが、まだ彼女の死を受け入れていません。元々実家を離れてからは実際に会えるのは年に数回という環境だったので生活はあまり変わらなかったと言えます。ただ私は目の前に彼女がいなくても、いつも彼女に話しかけているという妙なクセがある飼い主なんです。だから、生前も死後もそれは変わらないんです。今も彼女を溺愛しているし、これからもそれは変わりません。
もし、実家ではなく独り暮らしの部屋で亡くなって死を突き付けられたとしたら、、、、もう想像できませんね。完全に壊れてしまって乗り越えられない酷い状態になったかもしれません。
ピーター君の爪痕が残った家でのしがないさんの状況を思うと本当にお辛いと思います。他人事とは思えません。
でも、ピーター君の体は死んでしまったけれど、魂は今もどこかに存在していると、私は信じています。
ピーター君はどこか遠くで暮らしている、、、というような感じでどうでしょうか。

No title

お初にコメントさせていただきます。
僕は、一応専業に憧れているものですが、今回のこの記事を読ませていただいて、「専業トレーダーと孤独は紙一重」と認識してはいたのですが、改めて、専業トレーダーは相場と戦うと同時に孤独とも戦わなきゃいけないんだと考えさせられました。
嫌なつながりも良いつながりもあるサラリーマンか、あるいは嫌なつながりも良いつながりもほとんどない専業トレーダーか、どちらの道へ進むことが自分にとって幸せとなるのか、考え出したらきりがないですが、今回のブログでは
「専業トレーダーになるには相当な覚悟が必要なこと」
当たり前のことかもしれませんが、このことを改めて痛感させられたような気がします。

精神的にも大変な時期かもしれませんが、乗り越えた壁の数だけ強くなれると思いますので、これからもトレードにブログの更新にと頑張ってください。

Re: 強さ

ありがとうございます。
そんな風に言って頂けると、『やっぱり、あの経験は無駄ではなかったな』と思えますし、また、私自身もポジティブな気持ちになれます。

応援ありがとうございます。
これからもお役に立てる記事を書けるように頑張ります。

Re: No title

コメントありがとうございます。
ルアリさんの仰るとおり、死というものは実際に直面しないと、真剣に考える機会ってなかなかないですよね。

最愛の息子さんとずっと会えないのは辛いですね。
私もリアルでは強がるタイプなので(笑)、そのお気持ちが凄くよく分かります。
ルアリさんにとって、物事が良い方向に進むといいんですが。

ありがとうございます。
これからも宜しくお願いします。

Re: No title

ポノさんも猫を飼っておられたんですね。

やはり同じ経験をした人の話を聞くと、随分気が楽になりますし、心が救われました。
貴重な体験談をありがとうございます。

そうですね。
抱きかかえたのと同時に死んでしまったので、なかなか衝撃的でした。。。

ポノさんの仰るように、ピーターの魂が今もどこかに存在してると考えるようにします。
ありがとうございます。

Re: No title

コメントありがとうございます。
専業トレーダーという仕事は、『生活費を稼げるかどうか』が最大のテーマだと思ってたんですが、愛猫の死をキッカケにして、それが間違いだった事に気付かされました。

なので、スネークさんの仰るとおり、専業トレーダーは相当な覚悟が必要だと思います。
『自由とセットで孤独がもれなく付いてくる』といった感じでしょうか?(笑)

励まして下さってありがとうございます。
トレードもブログも頑張ります。

No title

専業トレーダーになるか悩んでる中、初めてここにおじゃましました。
ブログにコメントなんて43年生きてきて初めてです。
リストラや家族問題、FXで大儲けの後の大損失、やっと採用された契約社員の仕事もバイト程度の給与・・等々、色々あって心が病んで疲れて・・・

私は猫1匹と暮らしています。この子がいなくなったらと最近考えるだけで苦しいです。短い時間、専業になって少しでも一緒にいたいとも思います。

自分の事ばかり書いてすみません。しがないさんのこの記事読んで妙にリアルで親近感を勝手に感じたのでコメントしました。

人との繋がり・・面倒で煩わしいこと多いですよね。
でも専業でピンになったら今以上に心が病みそうで怖いです。特に私には両親もいないし独身だし、姉とは疎遠だし。

しがないさん、絶対立ち直って頑張ってください。
ピーターも自分のせいで悲しまないでって言ってると思う。
優しすぎる人って、傷つきやすいんだと思います。
何がいいたいのかわからなくなってしまいましたが応援してます。

Re: No title

このブログを、人生初のコメントの場として選んで頂けるなんて、すごく光栄です。

色々ご苦労されてるんですね。
ピーターが亡くなってから私も孤独を感じてるので、お気持ちは凄くよく分かります。

1人暮らしをしてる人にとっては、ペットは子供同然の存在ですし、死を想像するだけで恐怖を感じますよね。
孤独は、人生で最大の悲しみですから。

ピーターのように、突然他界する可能性もゼロではないですし、絶対後悔しないように、全力で可愛がってあげて下さい。

応援して下さってありがとうございます。
ピーターのためにも頑張ります!

PAGETOP