トレードの勉強と聞くと、おそらくほとんどの投資家は、『チャートの分析だとか、投資に関する本やアナリストのレポートを読むこと』を思い浮かべると思います。

でも、私はFXトレーダーという仕事は、会社経営に匹敵するくらい難しいと考えてるので、『トレードの勉強』をもっと広い視野で捉えてるんですよね。

だから、ハインリッヒの法則を応用したりとか、あるいは実際に事を成した人から、私はいつも学んでるんですが、それに加えて今回のタイトルである、『孫の二乗の兵法』もかなり参考にしてるんです。

ただ、この言葉を知ってる人はそう多くないだろうし、まずは下記の表をご覧下さい。

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この孫の二乗の兵法とは、ソフトバンクの孫さんが作った、『孫子の言葉と、自らの言葉を重ね合わせたもの』なんですが、実は作った孫さん自身も、迷った時はこの25文字を参考にして決断してるんですよね。

だから、孫さんの影響を受けて私も参考にするようになったんですが、この孫の二乗の兵法を知ってからは、今まで見えなかったものが色々見えるようになったし、それに、投資家としての質も確実に上がったと感じてるので、出来れば秘密にしときたかったけど(笑)、皆さんにもご紹介します。

ただ、成功を収める投資家と経営者には共通点が多いとはいえ、これはあくまでもリーダーとしての心構えなので、FXトレーダーに全て応用できるわけではないし、私なりの解説を交えながら、特に役立つと感じたものをいくつか取り上げてみます。




この法という字は、『継続して勝つ仕組みを作ること』を意味します。

会社経営も相場の世界も、運や根性で得た成功は長続きしないし、そこに『しっかりした根拠』がないと、いつか必ず破綻しますから。

ただ、勝つ仕組みと聞くと、『同じ事をやり続ける』みたいなのをイメージするかもしれませんが、相場の世界には永遠に勝てるトレード手法は存在しないので、同じ手法で機械的に売買するだけでは絶対に勝ち続けられないし、そういう意味ではありません。


例えばソフトバンクは、創業時はソフトの卸を手掛けてたんですが、その後ヤフーを中心とするインターネット事業や、ブロードバンドやモバイルなどの通信事業、そして今はロボットに力を入れてるし、事業領域をどんどん変化させてるんです。

でも、『情報革命で人々を幸せに』という理念は創業当初から一度も揺らいでないし、情報産業の未来を予測して、変化しながら対応してきたから、ずっと勝ち続けられたんですよね。

だから、この法という字は、『長期的なビジョンに基づいたトレード理論』と定義するべきだし、自分で言うのもなんですけど(笑)、私がこのブログで書いてる様々なトレード理論や考え方こそが、勝てる仕組みだと確信してます。

私は目先の利益には全く興味がないし、『長期的に勝ち続けること』しか考えてないですから。




この字は山の頂から見た景色、すなわち、『ビジョン』を意味します。

孫さんは、『起業家として成功するには、実際に山に足を踏み入れる前に、登った後に見える景色をイメージ出来ないといけない』と仰ってるんですが、この考え方は、FXトレーダーにとっても大事だと思うんですよね。

マーケットは環境が刻一刻と変化するので、勝ち続けるには、『10年後、20年後まで見通す先見性』が必須だし、為替相場のみならず、地球や人類の進化の方向性に至るまで、徹底的に考える必要がありますから。


もちろん、徹底的に考えたとしても、何もかも予測できるわけではないし、孫さんだって、これまでに数え切れないくらい間違えてます。

でも例えば、私がスイスフランショックを予測できたのも、登った後の景色を毎日イメージしてたからだし、長期的なビジョンがない投資家はいつか必ず痛い目に遭うので、未来について考え続けないといけません。

毎日考え続けてれば、未来が少しずつ見えるようになるし、予測の精度は確実に上がりますから。




この字は、『情報収集』という意味です。

孫さんはソフトバンクを起業する前に、1年半もの時間を費やして情報収集したんですが、その過程で40ものビジネスモデルを発明したらしいんです。

40という数字だけでも驚きだけど、ただ、孫さんが発明したビジネスモデルは、『なんとなく思い付いた』なんてレベルのものではなくて、『ひとつの事業計画につき、書類の高さが1メートルになるぐらいまで徹底的に調べまくって、その起業した分野で確実に一番になれるもの』だったんですよね。

だから、孫さんがこれだけの成功を収めたのは決してまぐれじゃないし、起業する前もした後も、死ぬほど勉強しまくってるからこそ、ソフトバンクは、『日本の歴史上・史上最速での営業利益1兆円』を達成できたんです。


そして、この情報収集という作業をFXトレーダーに当てはめると、『ファンダメンタルズの勉強』だと私は考えてます。

永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しないので、勝ち続けるには『感覚』が一番大事だし、感覚を磨くには、ファンダメンタルズが最も有効ですからね。

私はピボットを採用してから、チャートを殆ど見なくなったのに(値動きは注意深く見てますが)、ファンダメンタルズから導き出された相場観でフィルターをかける事によって、それなりの利益を出せてますから。

だから勝ち続けるFXトレーダーになるには、『ファンダメンタルズを徹底的に勉強すること』が一番の近道だと思います。


Part2に続く

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No title

こんにちは。
「孫の二乗の兵法」しっかり保存させてもらいました!
とても勉強になります。

Re: No title

自称紳士さん、こんばんは。

そう言って頂けると凄く嬉しいです。

孫の二乗の兵法は、FXのみならず、人生の様々な局面で役に立つので、是非参考にしてみて下さい。

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