投資の世界に足を踏み入れた人なら、誰しも1度ぐらいは専業への転職を考えた事があるだろうし、『FX専業トレーダーの日常』について多少なりとも興味があるのではないでしょうか?

専業トレーダーの友達なんてそう簡単に出来るものではないし、かなり謎に包まれた職業ですからね(笑)

でも、専業トレーダーのブログって、『夜景の見えるレストランの豪華な料理』とか、『雑誌の取材の合間にお洒落なカフェで寛いでる様子』といった写真を何枚もアップして、庶民の日常からちょっとかけ離れた、派手な生活を書いてる人が多いですよね。

だから、私みたいな質素な生活を送る、FX専業トレーダーの日常を目にする機会はあまりないと思うし、せっかくだから日々の生活パターンを詳しく書いてみようと思います。

専業トレーダーの厳しさや切なさが伝わってきて、そのリアルな感じが逆に面白いはずですから(笑)


東京時間

というわけで、1日を朝から順に追っていくので、まず初めに起床時間についてですが、私は毎朝8時30分に起きています。

なぜ8時30分なのかというと、東京時間は一応9時から本格的に動き出すので(実際には、8時台と9時台の値動きに大差はないんですが、8時台はマーケットが薄いから避けてます)、寝てる間の為替相場の動きやニュースのチェック、そして、その日のトレード戦略を考えるには、8時30分くらいに起きるのがちょうどいいんですよね。

起きて何も準備せずに、すぐに相場に向かうわけにはいきませんから。

もしかしたら、『専業トレーダーなんだから、もっと遅く起きてもいいんじゃないの?東京時間はどうせ大して動かないんだから』と思われるかもしれませんが、私はアラームをかけて絶対寝坊しないようにしています。

確かに東京時間は滅多に動かないし、スルーして欧州時間からトレードするのもアリだと思うんですが、毎朝ちゃんと決められた時間に起きないと、一日がダラダラしてしまうんですよね。


FX専業トレーダーになりたての頃は、『毎日朝方までトレードして、昼過ぎに起きる』という生活パターンでトレードしてた事もあるけど、でもそれだと、一日が短く感じるし、それに、上手く表現できないんですが、自分がまるでドラキュラになったような嫌な感じがずっとあったんです(笑)

しかも、『昼過ぎに起きて、起きる時間もバラバラ』といった生活を送ってると、トレードを仕事として行ってる意識も希薄になるので、だからサラリーマンのような、規則正しい生活をする事にしました。


そして30分準備して、朝9時からトレードを始めるんですが、最近の東京時間は全然ボラがないので、エントリーするチャンスは滅多に訪れません。

たまに朝からよく動く日があるので(特に月曜日)、そういう日は積極的にエントリーを仕掛けるんですけど、実際にトレードするのは15時以降になる事が多いです。

だから、市場が動意付いた時にはすぐエントリー出来るように、トレード出来る準備は一応整えてるんですが、午前中はチャートを眺めて、欧州時間以降のシナリオを描きながら過ごしてます。


それから朝食についてですけど、大体10時30分から11時の間に食べる事が多くて、朝食と昼食はブランチみたいな感じで一緒に済ませています。

どんな物を食べてるかというと、私は男にしては料理が出来る方だし、基本的には毎日自分で作ってて、トースト2枚、ハムorベーコンエッグ、サラダ、スープ(クラムチャウダーやミネストローネなど)、チーズ、ヨーグルトといった洋風の感じが多いですね。

『朝からよくそんなに食えるな!』と思われるかもしれませんが(笑)、私はマーケットが動いてる日は1日2食なので、夜までお腹が持つように、出来るだけしっかり食べる事にしています。


そして、ブランチを済ませてから15時ぐらいまでは、のんびりする事が多いんですが、東京時間もたまに大きく動く日があるし、DVDをガッツリ見るとか、どこかに遊びに行くことは全くありません。

でも、東京の午後は1日で最もリラックスできる時間帯だから、チャートを横目で見ながらの音楽鑑賞やネットサーフィン、さらに、私は英語が出来るので、欧米の金融やビジネスに関するサイトを読み漁って、ファンダメンタルズの勉強にも費やしてます。

それと、週1回程度なんですが、動かなそうなタイミングを見計らって、スーパーに買い物に行く事もありますね。


ロンドン時間

洋風のブランチを食べてるとか、音楽聴いてのんびりしてるとか、こんな事ばっかり書いてると、『FX専業トレーダーって、やっぱり気楽なもんだな』って思われそうですが(というか、サラリーマンより確実に楽なので、否定は出来ないんですけど(笑))、欧州が参戦し始める15時以降はそうもいきません。

私のトレード手法は、エントリーするのは1日に2,3回程度だし、そんなに頻繁にエントリーチャンスが来るわけはないんですが、でも、その代わりにエントリーのサインがいつ出るかあまり予測の出来ない手法なので、ボラが出てからはずっと集中しないといけないから気を抜けないんですよね。


そして、ロンドンのディーラーが本格的に参戦してくる、17時以降はさらに忙しくなります。

この時間帯から為替相場が一気に動き始めるし、それに、夏時間だと17時30分に英国の重要指標(雇用統計やMPC議事録など)が発表されるので、ポンド円のFXトレーダーにとっては結構慌しくなるんですよね。

ただ、リーマンショック以降は年々ボラティリティが低下してるし、最近のポンド円は昔みたいに激しく動くことは稀なので、この時間帯も、ずっとチャートを眺めてるだけで終わる日も珍しくないんですが。


そして、19時を回るとロンドン勢の仕掛けがひと段落して、値動きが落ち着いてくる事が多いし、少し余裕が出てくるので、19時30分ぐらいから待ちに待った晩御飯の準備にとりかかるんですが、でも、さすがに晩御飯はブランチみたいな手間のかかる食事は作りません。

午前中は激しく動く事が滅多にないから、料理をする余裕があるけど、夜はいきなりボラが出る事がよくあるので、チャートからあまり離れられないんですよね。


晩御飯はどういう物を食べてるかと言うと、ブランチと一緒で定番メニューは大体決まってて、ラーメンやうどんといった麺類を必ず食べる事にしてるんですが、その麺類の中でも私の一番のお気に入りは、『サッポロ一番味噌ラーメン』です(笑)

晩御飯は簡単に作れる麺類を毎日食べるので、飽きがこないように袋麺とかカップ麺は色々な種類を食べたけど、やっぱりこれが一番ですね。

あと最近イチオシなのが、袋麺のどん兵衛です。

袋麺をカップ麺にするとか、あるいはその逆のパターンって大体失敗するんですが、このどん兵衛の袋麺は意外にいけるので、これには少し驚かされました(笑)


というわけで、ストックしておいた袋麺からひとつピックアップするんですが、でも、1日2食だから麺類だけでは物足りないので、ウインナーとか明太子、あるいはツナや鮭の缶詰にマヨネーズをかけたものなんかをオカズにして(笑)、ご飯もお茶碗1杯分くらい食べるようにしてます。

チャートを眺めながら一人で食べるのは虚しいけど、相場が24時間動いてるから平日はなかなか外食は出来ないし、ずっと家に篭ってる事が多いFX専業トレーダーにとっては、食事は数少ない楽しみのひとつですね。


NY時間

そして晩御飯を食べ終えると、いよいよFXトレーダーにとってのゴールデンタイムである(笑)、『ニューヨーク時間』に突入します。

言うまでもなくニューヨーク時間は、1日で最も値動きが激しい時間帯なので、英国の指標が集中する17時台と同じように気が抜けないし、この数時間で1日の利益、あるいは損失が確定するので、大きな重圧に晒されて精神的にかなりきついですね。

正直言って、トレードの調子が悪い時は逃げ出したくなる事もあるんですが、私は専業トレーダーだからFXで利益を出さないと収入を得られないし、そんな事をしてたら生きていけないので(笑)、毎日なんとか食らいついてます。


それからトレードの終了時間はというと、私は基本的にエントリーするのは24時までと決めてるので、ポジションを持ってない日は24時になると一旦PCから離れて、シャワーを浴びてビールでも飲みながら、音楽を聴いてリラックスします。

そして休憩が終了すると、その日のトレードを検証するんですが、外為市場は24時間動いてるから1日の区切りをつけ難いので、本格的な反省会は週末にする事にしています(笑)


ずっと座ってチャートを眺めてるだけだし、大した事は何もしてないんですけど、専業トレーダーだから、『生活費を稼がなければいけない』というプレッシャーで精神的に疲れるので、勝っても負けても1日が終わるととにかくホッとしますね。

ただ、24時以降もかなりボラがある日は、2時ぐらいまでチャートを見てる時もあるし、それとFOMCがある日は、4時ぐらいまで起きてる事も多いです。

私はスキャルピングはしないし、FOMCの前後はボラがありすぎるので実際にトレードする事はないんですが、FXの専業トレーダーとしては、やはりこれを見ずに寝るのはなんとなく惜しい気がしますから。


こういった感じで一日が終わります。

生活がかかってるので精神的に楽ではないですが、それでもサラリーマンが抱えてるストレスに比べれば随分楽だし、専業トレーダーになって良かったなと思います。

ただ、当然ながら社会的地位は低いし、その上身内系からは常に白い目で見られるので、『周りからどう見られても構わない!俺は自分の道を貫く!』といった覚悟は当然必要になりますけど(笑)

特に家庭がある人は、例えサラリーマンの平均年収以上の利益を稼げたとしても、FX専業トレーダーに転身するのはなかなか難しいかもしれません。

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