それまでコツコツ積み上げてきた利益を、たった一回の判断ミスで失ってしまったのは相当ショックだったんですが、でもその一方で、冷静になって状況を見ると、あくまでもスタート地点に戻っただけだし、損失を出したわけではなかったんですよね。

だから、『これからはストップをちゃんと入れてトレードしよう。損切りしながらでも口座残高は順調に増加してたんだし、ストップさえ入れておけば絶対取り戻せる。FXってそんなに難しくないしな』といった感じであまり深刻には考えなかったし(笑)、すぐに気を取り直してトレードに臨みました。

その当時はFXの難しさを全く理解してなかったし、それに、まだ相場の世界に足を踏み入れたばかりだったから精神的に余裕があったので、立ち直るのも早かったんです。


ところが、初めの頃はあんなに簡単に利益を積み上げる事が出来たのに、大きな損切りを喫して以降は、どういうわけか全然勝てなくなったんですよね。

『感情的になって無茶なトレードを繰り返してしまった』のなら話は分かりますが、そんな事は決してなかったし、以前とほぼ同じトレード手法を使ってるにも拘わらず、勝率が別人のように低下してしまったので、口座残高はどんどん減少していったんです。


だから、20万の自己資金が半分の10万ぐらいまで減った時に、『このまま同じ事を続けてたら資金が底を突くのも時間の問題だ』という危機感が流石に芽生えてきたので、値動きの激しいポンド円からは一旦離れる事にしました。

そして、ドル円や豪ドル円、NZドル円といった、スワップがたくさん貰える高金利の通貨ペアを中心にトレードする事にしたし、それに加えて、頻繁に損切りに遭うデイトレードにもうんざりしてたので、トレードスタイルも、思い切ってデイトレからスイングに変えてみたんです。


すると、私がスイングに切り替えた2005年の11~12月頃は、ちょうど強い円安トレンドが発生した時期だったので、スイングだとトレンドに上手く乗れたから押し目を拾ってるだけで大体勝てたし、簡単に自己資金の20万を回復できたんですよね。

だから完全に運が良かっただけなのに、『なるほど。FXってのは方向感の見極めが大事なんだ。方向感さえ合ってれば、いつでも利確出来るしな。今度こそコツ掴んだわ』という風にまたしても勘違いしてしまったし(笑)、調子に乗って一番スワップが多かったNZドル円を中心に買い増していきました。


そのあと私がどうなったかは、もう想像がつきますよね?(笑)

円安トレンドが終了して相場がリスクオフになると、私がそれまで抱えてた含み益はあっという間になくなったし、30万ぐらいまで増加してた口座残高は、また元の20万に戻ってしまったんです。


FX人生におけるこの2度目の挫折は、1度目とは比べ物にならないくらいショックでしたね。

1度目と同様に損失を出したわけではなかったけど、『俺が今稼げてるのは、ビギナーズラックだった前回とは違って完全に実力だ』と思ってたのに、その自信があっさり崩れ去ったわけですから。


ただその一方で、口座残高がスタート地点の20万ぐらいになった時に損切りをキッチリ行えた事は、その後のFX人生においてかけがえのない財産になったし、『損切りの重要性』を早い段階で実感出来たのは幸運だったと思います。

私がメインで買ってたNZドル円は、高金利の反動で下落率が特に強烈だったし、もしロスカットをせずに資金を追加して凌ごうとしてたら、元本の20万どころでは済まなかったですからね。

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