今回はちょっと思い切って、『FX業界の重鎮・酒匂塾長』について記事を書いてみようと思います。

ただ、酒匂さんは元凄腕ディーラーだし、このカリスマトレーダーのカテゴリで取り上げるのは、なんかズレてる感じがして少し気が引けるんですが、まあとにかく、酒匂さんに対する私の印象を文章にしてみます。
(マット今井さんも元凄腕ディーラーなのに、こんな注釈を付けなかったですね(笑))

まず、私と酒匂さんの出会いについてなんですが、2005年の、まだFXを始める前の準備段階の頃でした。

ホリエモンの影響で投資に興味を持って、それでネットでFXの事を色々調べてる時に、FX業界の最大手である外為どっとコム(今でも口座数や預かり残高は№1なんですが、当時の外為どっとコムの存在感は圧倒的でした)のHPに行き着いたんですが、そこで酒匂さんは、外為市場について動画で解説をしておられたんです。


酒匂さんの解説はユーモアに富んでたし、しかも、凄く分かりやすかったからスッカリ気に入ってしまったので、それ以来、私はその動画を毎週欠かさず見るようになったんです。

更にその後、酒匂さんは外為どっとコムのHPでブログを始められたんですが、時にはワインや車といったFXとは関係のない話題が出るものの(笑)、外為市場での30年以上に及ぶ豊富な経験に裏打ちされた文章には、やはり説得力があったし、動画に加えてブログでも、為替の事を色々勉強させて頂きました。

特に介入に関する知識は、実際に『玉』を打ち込んた経験をお持ちの方だから他の追随を許さなかったし、他のFXブログでは絶対に読めない裏話を色々聞けたので、凄くトレードの役に立ちましたね。


ただ、2005~6年頃の酒匂さんは、バリバリの円高派だったんです。

だからブログでも、当然円高予想を披露していたわけですが、その当時はキャリートレード全盛期だったから凄まじい円安相場だったし、ハッキリ言って酒匂さんの予想は完全に外れてたので笑)、心ないコメントも色々書かれてたんですよね。

でも、酒匂さんはそういった批判に屈する事なく、『キャリートレードをするのは一向に構わないが、レバレッジは絶対2,3倍程度にしなさい。もし、この偏ったポジションの巻き戻しが起こったら、大変な事になる』と一貫して言い続けてたし、キャリートレードに夢中になって、リスクへの意識が希薄になってるFXトレーダーに対して、ずっと注意を喚起していました。


当時のFX業界というのは、『スワップ』や『キャリートレード』、『年利○%』といった言葉で溢れかえってたし、本屋の投資コーナーには、そういう言葉が表紙に踊る雑誌や書籍が山のように積んであって、『FX=キャリートレード』ぐらいの勢いだったんです。

それに、キャリートレード関連の本やセミナーは儲かるから、煽るカリスマトレーダーや元ディーラーが数え切れないぐらいいたし、リーマンショックで円安が崩壊するまでの数年間っていうのは、かなりクレイジーだったんですよね。

でも、そんな状況だったにも拘わらず、酒匂さんは自身の金儲けなんかには一切目もくれず、リスクに鈍感になってる個人投資家のために警鐘を鳴らし続けてたし、こんな風にFX業界のトレンドに抗ってたのは、おそらく酒匂さんだけだったと思います。


そして皆さんもご存知のとおり、リーマンショックで円安相場は完全に崩壊したし、酒匂さんが危惧していた事がついに現実のものになったんですよね。

トレードが上手くいってる時は他人のアドバイスなんか耳に入らないし、酒匂さんの言葉によって退場を免れた人はごく少数かもしれませんが、実際にリーマンショックを目の当たりにして、『常に投資家の身の安全を最優先に考える』酒匂さんの姿勢は流石だなと、私は大いに関心しました。

しかも、『なっ?俺の言うとおりになっただろ?俺は30年以上為替相場を見てるんだ。たかが数年のキャリアで知った風な口をきくんじゃねえ!』的な偉そう事は全く言わなかったですから。


酒匂さんのブログはどちらかと言えば初心者向けだし、それに、ファンダメンタルズで相場観を作る人だから、テクニカルを重視するFXトレーダーにとっては少し物足りなく感じるかもしれません。

でも、『為替を極めた人』の考え方を学べるブログってそう多くないし、凄く勉強になるので、是非一度ご覧になって下さい。

酒匂さんとは1度もお会いした事がないけど、もし駅で偶然会って、『財布を無くして困ってる。1万貸して欲しい』って言われたら躊躇なくお貸しするぐらい、信用出来る男です(笑)

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