FXで長期に渡って利益を出し続けようと思ったら、『どれだけ結果を出してきたトレード手法であっても、バッサリ切り捨てること』も時には必要になります。

永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しないし、しかも、相場は生き物だから毎日刻一刻と変化してるので、その変化に対応するには、我々投資家も、常に変化し続けなければならないですから。

というわけで、色々と準備が必要だし、今すぐではないんですが、私は最近、『ポンド円との決別』を真剣に考えてます。

ただ、いきなりこんな事を書くと、『えっ?トレード手法に変化が必要とは書いてるけど、なんでポンド円をやめるの?』と思われるかもしれません(笑)

トレードする通貨については殆どの人が、『主要通貨だったらいいかな』ぐらいの認識だろうし、通貨ペアにまで拘るFXトレーダーはそう多くないですからね。


にもかかわらず、私が何故ポンド円との決別を考えてるかというと、『ポンドという通貨をトレードする事のリスクが、年々増してきてるな』と感じてるからなんです。

英国独立党の躍進が示すように、英国は真剣にEUからの離脱を検討してるようだし、そういった議論が活発になってくると、これからは政治サイドの色々な思惑によって、ポンドが振り回される展開が考えられますから。

だから、マーケットが急変してストップが吹き飛ばされるのを避けるために、先手を打っておく事にしたんですよね。

『2011年のスイスフランの大暴落』をきっかけにして、私は通貨が抱える政治リスクに物凄く敏感になったし、トレードしてる通貨の政治イベントにも、常に注意を払うようになりましたから。


ご存知の方も多いと思うんですが、スイス中銀の、『1.2はなんとしても守る。もし下回れば無制限介入だ!』というアナウンスメントによって、ユーロスイスはわずか2時間足らずの間に1100pips以上も上昇したんです。

一応表面的には、スイス中銀の判断という事になってるものの、実際には政府の意向なのは明らかだったし、ユーロスイスはトレードしてなかったから損失を出す事はなかったんですが、でも、凄まじい勢いで上昇するチャートを見てるだけでも、為替相場が共産主義的手法によって不当に操作される事の怖さを、十分に実感出来ましたから。

私はその当時、異常な円安相場やリーマンショックを経験して、『俺はあらゆるタイプの相場を経験した。もうFXで未知の物に出会う事はないだろう』と調子に乗ってたんですが(笑)、このスイスフランショックによって政治リスクの存在を知ったし、私にとってはリーマンショックなんかより遥かに衝撃的でしたからね。


ただその一方で、2005年にFXを始めて以来、ずっとポンド円を中心にトレードしてきたし、ポンドは酸いも甘いも一緒に味わってきた愛着のある通貨なので(笑)、決別するのは容易ではありません。

でも、私はFXで生活をしてる専業トレーダーだから、『なんかヤダ』みたいな甘ったれた事を言ってる余裕はないし(笑)、リスクは徹底的に排除しないといけないんです。


まあどっちにしても、ポンドはその内消滅する通貨だし、私はずっと前から、ポンド円をトレードするのはいつか止めようと思ってたので、早いか遅いかの違いなんですよね。

英国内では、EU脱退を巡って下らない議論が行われてるんですが、英国だけ、『経済統合』というグローバルな流れに逆らうのは不可能だし、いずれユーロを導入する時が来ると私は確信してますから。


ただ、現在のユーロ圏の経済状態はあまり良くないし、ユーロ導入の議論が本格化するには、『好調なユーロ圏とは対照的に、英国はどんどん沈んでいく』といった状況にならないといけないので、まだまだ時間が必要だと思います。

英国の人達は、『世界のルールは俺達が作った』という高い自負があるので、もっと追い込まれないと、かつての基軸通貨であるポンドを捨てようなんて考えないですから。

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