ただ、キャリートレードをする通貨ペアはようやくポンド円に決まったものの、長期投資というのは、エントリーするタイミングが非常に重要になります。

いくらスワップ金利が毎日入ってくるとはいっても、キャリートレードはキャピタルゲインも同時に得て初めて旨みが出てくるんだし(笑)、もし高値のポジションを抱えてしまったら、その後もずっと含み損と付き合う事になるので、投資効率が悪いですからね。

だから、私にとっての相場分析というと、それまでは殆どテクニカル100%だったんですが、長期投資をするからにはファンダメンタルズを疎かにするわけにはいかないので、金融や為替、英国経済についても気合を入れて勉強してみたんです。

すると、英国の景気は当分良さそうだったし、それに、CPIもずっと前年比+3.0%付近で推移してたので、『英国の利上げサイクルはまだ終わりそうにない。ポンド円の上昇トレンドはこれからも継続する』という確信を持ちました。


キャリートレードをするのであれば、本来は経済状況を見極めてから通貨ペアを決めるべきなので、『通貨ペアを決めてからファンダメンタルズを分析する』なんて本末転倒も甚だしいし、今から思えば随分愚かな事をしてると思います(笑)

でも当時の私は、相場の世界を全く理解してなかったし、ファンダメンタルズよりもテクニカルを遥かに重視してたので、その辺は適当だったんですよね。


まあとにかく、ファンダメンタルズ分析によってポンド円の長期的な方向感は一応掴めたし、あとはエントリーのタイミングを計るだけなので、ここからはテクニカルの出番です。

だから、一目均衡表やエリオット波動といったメジャーなものから、さらにはポイント&フィギュアのような日本人にはそんなに馴染みのないテクニカルも駆使して(笑)、どれだけ時間がかかってもいいから、ベスト(と思われる)のエントリーチャンスが来るまで辛抱強く待つ事にしました。

そして、時期はおそらく2006年の9月頃で、枚数は1万通貨だったと思うんですが、テクニカル分析を必死に頑張った甲斐があって(笑)、短期的な動きの底値を、見事にゲットする事に成功したんですよね。


今になって振り返ると、その時のポンド円は長期上昇トレンドの真っ只中だったから、急落する局面はあっても我慢してると必ず戻ってくるし、押し目を拾えて当然なんです(笑)

でも本質はどうであれ、とにかく私が買った所で上手く反転してくれたので、キャピタルゲインはどんどん膨らんでいったし、しかも、毎日200円以上のスワップまで入ってくるんだから、こんなオイシイ話はありません。

だから、『なるほど。テクニカルを使ってしっかり分析したら、為替相場は押し目を読むのって簡単なんだ。FXとキャリートレードの相性の良さに、もっと早く気付けば良かった。これからはアグレッシブに仕掛けるか』という風にまたしても勘違いしてしまったし(笑)、私はキャリートレードの世界にグイグイのめり込んでいったんです。


私は基本的に慎重な性格をしてるし、自らに起こった物事に対して、客観的かつ冷静に見れる方なんですが、でも、相場の世界は魔性の女的な所があるので(笑)、そんな私でも、つい惑わされてしまうんですよね。

特にFXという金融商品は、高いレバレッジをかけれるから、自己資金が少なくても爆発的に資産を増やすことが可能だし(しかも当時はレバレッジ規制がなかった)、トレード手法と相場が運よく噛み合えば、自分でも驚くほど勝てる時がありますから。


だからすっかり調子に乗ってしまったし、もっとロットを大きくして手っ取り早く儲けようと思ったので、キャリートレード開始時には5万ぐらいまで減ってた口座残高をまずは30万までパワーアップさせて、テクニカル分析で押し目と思われる所は積極的にエントリーする事にしました。

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