今週は以下の3点について書きます。
・1.35~1.37のレンジをブレイクしたユーロドル
・9対0で据え置きだったMPC
・NZ中銀が利上げサイクル休止を示唆。しばらくはネガティブタイムか?
1.35~1.37のレンジをブレイクしたユーロドル
『今後数ヶ月に渡って、ユーロドルは1.35~1.37のレンジに留まるのではないか』と私は予想してたので、先週1.35を割りこんだ時も、『この動きは想定内。予想通りすぐレンジに戻ってきたし、また1.37を目指すだろう』と考えてたんです。
ところが、火曜日に先週の安値である1.3491をあっさり下回ったし、私のシナリオは見事に崩壊しましたね(笑)
まあとにかく、しばらくの間機能してた1.35~1.37のレンジを割ったんだし、ユーロドルの現在の水準で手を出すのは、もはや押し目買いではなくて、『値頃感の逆張りロング』に過ぎないので、『1.34台は安い!押し目買いのチャンスだ!』という安易な考えは危険だと思います。
でもその一方で、レンジを明確にブレイクしたから、トレンドは完全に下を向いてるにも拘わらず、ユーロドルがガンガン落ちるイメージがあまり沸かないんですよね。
だから、私がもしスイングトレーダーなら、1.3491を下回った時点で売ってたし、今ショートを持ってない人は既にチャンスを逃してるので、中途半端な所で追っかけ売りをしないように、注意しなければいけません。
9対0で据え置きだったMPC
コンセンサスは9対0の据え置きだったんですが、でも市場は、利上げ票が入る事を密かに期待してるはずだし、私はMPC議事録を、『ポンドの今後の方向性を左右する、最も重要な指標』と位置付けてました。
だから、BOEの委員をタカ派・ハト派に分類するという記事を書いたんですが、残念ながら誰も利上げに入れなかったですね。
ただ、現在の大規模QEを実施する前にずっと利上げ票を入れてて、最もタカ派として取り上げられる事が多いウィールには、私は大して期待してなかったんです。
当時の判断は結果的に間違いだったから恥をかいたわけだし、次に利上げ票を入れる時は、相当慎重になるはずですから。
でも、ウィール以外の委員、例えば、『数ヶ月以内に利上げ票に投じる見込み』と報じられたマイルズあたりが先陣を切る事に期待してたので、据え置きは本当に残念です。
最近の穏やかな為替相場では、ポンドは割りと健闘してる方だけど、『利上げ票をキッカケに、さらにボラが上昇する展開』になれば稼ぎ易くなりますからね。
それと、利上げが0票だった事によって急落した後、予想を下回る小売指標によってもう一段下げたポンドドルについてですが、米国に対して、英国が利上げ競争でリードしてる状況に変わりはないし、今はむしろ押し目買いのチャンスかもしれません。
でもポンド円に関しては、『ドル円がどっちに抜けるか』、あるいは『リスクオフ相場がやって来るか』次第だと思うし、今の所は、あえてスイングでトレードする通貨ペアではないような気がします。
NZ中銀が利上げサイクル休止を示唆。しばらくはネガティブタイムか?
市場の予想通り、NZ中銀は3.5%への利上げに踏み切ったんですが、NZドル高の牽制と共に、『利上げサイクルは休止して、様子を見てみよう発言』も飛び出したので、NZドルは急落しましたね。
という先週の記事で、『もし据え置いても買うべきかも』と書いたんですが、利上げにしても据え置きにしても、引き締め姿勢は継続すると考えてたので、私にとってはちょっとしたサプライズでした。
ただ、ウィーラー総裁は、NZ経済が今後も力強く成長すると確信してるみたいだし、それに豪州とは違って、NZの金融政策の方向性は、まだ引き締めのままなんです。
だから、今の値動きに乏しい為替相場においては、3.5%の金利はやっぱり魅力的だし、ほとぼりが冷めたらまた上がって来るはずなので、NZドルをスイングで売るべきではないと思います。
でもその一方で、『NZドルに一点集中するべき』と私は何度か書いてきたけど、利上げサイクルが休止した以上、NZドルはもう積極的に買う通貨ではなくなったし、しかも、『悪い数字やニュースに反応しやすくなるネガティブタイム』がこれからやって来る気がするんですよね(笑)
だから、もう一段下がる可能性も否定出来ないので、スワップに目が眩んで強欲にならないように、注意して下さい。
・1.35~1.37のレンジをブレイクしたユーロドル
・9対0で据え置きだったMPC
・NZ中銀が利上げサイクル休止を示唆。しばらくはネガティブタイムか?
1.35~1.37のレンジをブレイクしたユーロドル
『今後数ヶ月に渡って、ユーロドルは1.35~1.37のレンジに留まるのではないか』と私は予想してたので、先週1.35を割りこんだ時も、『この動きは想定内。予想通りすぐレンジに戻ってきたし、また1.37を目指すだろう』と考えてたんです。
ところが、火曜日に先週の安値である1.3491をあっさり下回ったし、私のシナリオは見事に崩壊しましたね(笑)
まあとにかく、しばらくの間機能してた1.35~1.37のレンジを割ったんだし、ユーロドルの現在の水準で手を出すのは、もはや押し目買いではなくて、『値頃感の逆張りロング』に過ぎないので、『1.34台は安い!押し目買いのチャンスだ!』という安易な考えは危険だと思います。
でもその一方で、レンジを明確にブレイクしたから、トレンドは完全に下を向いてるにも拘わらず、ユーロドルがガンガン落ちるイメージがあまり沸かないんですよね。
だから、私がもしスイングトレーダーなら、1.3491を下回った時点で売ってたし、今ショートを持ってない人は既にチャンスを逃してるので、中途半端な所で追っかけ売りをしないように、注意しなければいけません。
9対0で据え置きだったMPC
コンセンサスは9対0の据え置きだったんですが、でも市場は、利上げ票が入る事を密かに期待してるはずだし、私はMPC議事録を、『ポンドの今後の方向性を左右する、最も重要な指標』と位置付けてました。
だから、BOEの委員をタカ派・ハト派に分類するという記事を書いたんですが、残念ながら誰も利上げに入れなかったですね。
ただ、現在の大規模QEを実施する前にずっと利上げ票を入れてて、最もタカ派として取り上げられる事が多いウィールには、私は大して期待してなかったんです。
当時の判断は結果的に間違いだったから恥をかいたわけだし、次に利上げ票を入れる時は、相当慎重になるはずですから。
でも、ウィール以外の委員、例えば、『数ヶ月以内に利上げ票に投じる見込み』と報じられたマイルズあたりが先陣を切る事に期待してたので、据え置きは本当に残念です。
最近の穏やかな為替相場では、ポンドは割りと健闘してる方だけど、『利上げ票をキッカケに、さらにボラが上昇する展開』になれば稼ぎ易くなりますからね。
それと、利上げが0票だった事によって急落した後、予想を下回る小売指標によってもう一段下げたポンドドルについてですが、米国に対して、英国が利上げ競争でリードしてる状況に変わりはないし、今はむしろ押し目買いのチャンスかもしれません。
でもポンド円に関しては、『ドル円がどっちに抜けるか』、あるいは『リスクオフ相場がやって来るか』次第だと思うし、今の所は、あえてスイングでトレードする通貨ペアではないような気がします。
NZ中銀が利上げサイクル休止を示唆。しばらくはネガティブタイムか?
市場の予想通り、NZ中銀は3.5%への利上げに踏み切ったんですが、NZドル高の牽制と共に、『利上げサイクルは休止して、様子を見てみよう発言』も飛び出したので、NZドルは急落しましたね。
という先週の記事で、『もし据え置いても買うべきかも』と書いたんですが、利上げにしても据え置きにしても、引き締め姿勢は継続すると考えてたので、私にとってはちょっとしたサプライズでした。
ただ、ウィーラー総裁は、NZ経済が今後も力強く成長すると確信してるみたいだし、それに豪州とは違って、NZの金融政策の方向性は、まだ引き締めのままなんです。
だから、今の値動きに乏しい為替相場においては、3.5%の金利はやっぱり魅力的だし、ほとぼりが冷めたらまた上がって来るはずなので、NZドルをスイングで売るべきではないと思います。
でもその一方で、『NZドルに一点集中するべき』と私は何度か書いてきたけど、利上げサイクルが休止した以上、NZドルはもう積極的に買う通貨ではなくなったし、しかも、『悪い数字やニュースに反応しやすくなるネガティブタイム』がこれからやって来る気がするんですよね(笑)
だから、もう一段下がる可能性も否定出来ないので、スワップに目が眩んで強欲にならないように、注意して下さい。
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