私は2014年限りで、それまで愛用してたボリンジャーバンド・フィボナッチと平均足とは決別して、2015年からピボットを使い始めたんですが、それと同時に通貨ペアに関しても、ポンド円とユーロドルの2通貨ペア体制から、ユーロドルだけに変更したんです。
だから収入の大幅減を覚悟してたけど、ところがその予想に反して、2015年は良いスタートを切れたから終始先手を取る展開になったので、1年目は割りと上手くいったんですよね。
というわけで、『ピボットを採用してホント良かったな』と思ってたんですが、でも相場の世界はやっぱりそう甘くはなかったので、2年目の2016年は、一転して苦境に陥りました。
9月から始めたドル円で上手く稼げたから、最終的にはそれなりの数字(539pips)になったけど、7月が終わった時点で88pipsしか獲れてなかったし、一時は相当ヤバかったですから。
ただ結果的には、良い年と悪い年を1年ずつ経験出来たわけだし、それによって色々分かった事があるので、今回はピボットの長所と短所について書く事にしました。
プラスだけではなくてマイナス面も知る事は、『ピボットに興味あるけど、なんか不安だな』と感じてる人にとって参考になるはずですから。
長所
① シンプルで分かり易い
ピボットの長所は、何と言っても分かり易さです。
毎日値がキッチリ導き出されるので、例えばMACDなんかでよくある、『クロスしたように見えたからエントリーしたのに、そこから急カーブを描いて、結局クロスしてない事になる』みたいな頭に来るパターンがないですから(笑)
ただ、高値と安値は大体どこも一緒だけど、終値に関しては、チャートや業者によって大きく異なる事があるし、というかそもそも外為には、1日の開始時間や終了時間に明確な定義がないんですよね。
だからピボットに批判的な人は、『数値の信頼性』を疑問視する事が多いようです。
確かに、特に朝方大きく動いた日は、『サポートやレジスタンスが業者間で数十pips違う』なんて事もピボットでは珍しくないですからね。
でも、そんな事を気にしてる時点で、すでにテクニカルの本質を見誤ってるんです。
だって、ピボットだけじゃなくて全てのテクニカルが、実はチャートや業者によって数値が異なってるんだし、テクニカルなんて所詮その程度の曖昧なものなんですから。
FXトレーダーにとって大事なのは、『方向感の見極め』だし、方向感さえ合ってれば、どんなテクニカルでも必ず利益を出せるので、小さな問題点に捉われるのではなくて、もっと大局を見ないといけません。
② チャートを監視する必要がない
ご存知のとおり、ピボットは値動きと共に変化するものではないので、『売りか、あるいは買いか』という戦略さえ決めてしまえば、あとは指値を入れて相場を時折チェックするだけで済みます。
だから、ピボットを採用して以降自由な時間が大幅に増えたし、好きな事に思う存分没頭できるようになったので、専業生活が随分充実しました。
➂ 損失を抑えられる
使い方次第では何度もエントリーする事も可能だけど、基本的にピボットは、1日のトレード回数が1~2回程度なので、一気にやられる事がありません。
だから、損失を抑える事が出来るので、感情的になりやすい人に向いてると思います。
もちろん、『熱くなったらピボットのルールすら忘れてトレードしてしまう』くらいの暴れん坊には無意味だけど、でもそんな人は、そもそもFXをやる資格がないですから。
短所
① トレードの機会が少ない
永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しないので、機械的にサポートやレジスタンスでのエントリーを繰り返すだけでは、絶対に勝ち続けられません。
だから、相場観でフィルターをかける必要があるんですが、ただ、ピボットは元々エントリーポイントが少ないので、それをやるとトレード回数がスイング並みになる事も珍しくないんですよね。
② 専業に向いてない
専業トレーダーは生活が懸かってるから、出来れば安定して収入を確保したいので、『利益をコツコツ積み上げていけるトレード手法』が理想的です。
ところが、上述した通りピボットはエントリー機会がそう多くないから、1回のトレードに懸かる比重が大きいので、コツコツとは真逆の展開になり易いんですよね。
FXで5連敗程度はよくあるけど、もし通貨ペアがひとつだったら、ピボットでの5連敗は、『1ヶ月勝利なし』くらいの感じになりますから。
まとめ
去年は相当苦しんだので、正直言ってピボットに対するイメージは、1年目のイケてる感じからは随分ダウンしました(笑)
でも、稼げない時に感じる焦りはとてつもなく大きいし、専業には明らかに向いてないけど、その一方で待つのが得意な私にとっては、性格的に相性がいいからトレード中のストレスが激減したので、ピボットを採用してから以前よりも心が穏やかになったんですよね。
だから、私の場合はデメリットを遥かに凌駕するメリットがあるので、おそらくこの先のFX人生も、ずっとピボットを使い続けると思います。
結局の所、相場観さえ優れてればテクニカルなんか何でもいいし、そして、その相場観を磨く最も有効な手段はファンダメンタルズなので、勝ち続けるFXトレーダーになるには、ファンダメンタルズが必須なんです。
だからFX業界に数多くいる、自らのトレード手法をもっともらしく解説してる自称・凄腕トレーダーの事は、絶対に信じないで下さい。
中国古典には、『天網恢恢疎にして漏らさず』という言葉があるし、商材やセミナーで私腹を肥やしてる連中にはいずれ必ず天罰が下るとはいえ、騙されるのは悔しいですからね。
だから収入の大幅減を覚悟してたけど、ところがその予想に反して、2015年は良いスタートを切れたから終始先手を取る展開になったので、1年目は割りと上手くいったんですよね。
というわけで、『ピボットを採用してホント良かったな』と思ってたんですが、でも相場の世界はやっぱりそう甘くはなかったので、2年目の2016年は、一転して苦境に陥りました。
9月から始めたドル円で上手く稼げたから、最終的にはそれなりの数字(539pips)になったけど、7月が終わった時点で88pipsしか獲れてなかったし、一時は相当ヤバかったですから。
ただ結果的には、良い年と悪い年を1年ずつ経験出来たわけだし、それによって色々分かった事があるので、今回はピボットの長所と短所について書く事にしました。
プラスだけではなくてマイナス面も知る事は、『ピボットに興味あるけど、なんか不安だな』と感じてる人にとって参考になるはずですから。
長所
① シンプルで分かり易い
ピボットの長所は、何と言っても分かり易さです。
毎日値がキッチリ導き出されるので、例えばMACDなんかでよくある、『クロスしたように見えたからエントリーしたのに、そこから急カーブを描いて、結局クロスしてない事になる』みたいな頭に来るパターンがないですから(笑)
ただ、高値と安値は大体どこも一緒だけど、終値に関しては、チャートや業者によって大きく異なる事があるし、というかそもそも外為には、1日の開始時間や終了時間に明確な定義がないんですよね。
だからピボットに批判的な人は、『数値の信頼性』を疑問視する事が多いようです。
確かに、特に朝方大きく動いた日は、『サポートやレジスタンスが業者間で数十pips違う』なんて事もピボットでは珍しくないですからね。
でも、そんな事を気にしてる時点で、すでにテクニカルの本質を見誤ってるんです。
だって、ピボットだけじゃなくて全てのテクニカルが、実はチャートや業者によって数値が異なってるんだし、テクニカルなんて所詮その程度の曖昧なものなんですから。
FXトレーダーにとって大事なのは、『方向感の見極め』だし、方向感さえ合ってれば、どんなテクニカルでも必ず利益を出せるので、小さな問題点に捉われるのではなくて、もっと大局を見ないといけません。
② チャートを監視する必要がない
ご存知のとおり、ピボットは値動きと共に変化するものではないので、『売りか、あるいは買いか』という戦略さえ決めてしまえば、あとは指値を入れて相場を時折チェックするだけで済みます。
だから、ピボットを採用して以降自由な時間が大幅に増えたし、好きな事に思う存分没頭できるようになったので、専業生活が随分充実しました。
➂ 損失を抑えられる
使い方次第では何度もエントリーする事も可能だけど、基本的にピボットは、1日のトレード回数が1~2回程度なので、一気にやられる事がありません。
だから、損失を抑える事が出来るので、感情的になりやすい人に向いてると思います。
もちろん、『熱くなったらピボットのルールすら忘れてトレードしてしまう』くらいの暴れん坊には無意味だけど、でもそんな人は、そもそもFXをやる資格がないですから。
短所
① トレードの機会が少ない
永遠に勝てるトレード手法はこの世に存在しないので、機械的にサポートやレジスタンスでのエントリーを繰り返すだけでは、絶対に勝ち続けられません。
だから、相場観でフィルターをかける必要があるんですが、ただ、ピボットは元々エントリーポイントが少ないので、それをやるとトレード回数がスイング並みになる事も珍しくないんですよね。
② 専業に向いてない
専業トレーダーは生活が懸かってるから、出来れば安定して収入を確保したいので、『利益をコツコツ積み上げていけるトレード手法』が理想的です。
ところが、上述した通りピボットはエントリー機会がそう多くないから、1回のトレードに懸かる比重が大きいので、コツコツとは真逆の展開になり易いんですよね。
FXで5連敗程度はよくあるけど、もし通貨ペアがひとつだったら、ピボットでの5連敗は、『1ヶ月勝利なし』くらいの感じになりますから。
まとめ
去年は相当苦しんだので、正直言ってピボットに対するイメージは、1年目のイケてる感じからは随分ダウンしました(笑)
でも、稼げない時に感じる焦りはとてつもなく大きいし、専業には明らかに向いてないけど、その一方で待つのが得意な私にとっては、性格的に相性がいいからトレード中のストレスが激減したので、ピボットを採用してから以前よりも心が穏やかになったんですよね。
だから、私の場合はデメリットを遥かに凌駕するメリットがあるので、おそらくこの先のFX人生も、ずっとピボットを使い続けると思います。
結局の所、相場観さえ優れてればテクニカルなんか何でもいいし、そして、その相場観を磨く最も有効な手段はファンダメンタルズなので、勝ち続けるFXトレーダーになるには、ファンダメンタルズが必須なんです。
だからFX業界に数多くいる、自らのトレード手法をもっともらしく解説してる自称・凄腕トレーダーの事は、絶対に信じないで下さい。
中国古典には、『天網恢恢疎にして漏らさず』という言葉があるし、商材やセミナーで私腹を肥やしてる連中にはいずれ必ず天罰が下るとはいえ、騙されるのは悔しいですからね。
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No title
私も最近、悪質な人間に騙されました
結構高額だったんで、抗議をしたり、返金請求をしたんですが、全く駄目でしたね
本当に悪どい人間が、この業界には多いですね
天罰が下ってほしいです
Re: No title
おそらく金額は直人さんより遥かに小さいと思うんですが、私も一度商材を買って悔しい思いをした事があるので、お気持ちは凄くよく分かります。
ホント頭に来ますよね。
私が騙されたのは確か8年くらい前だったんですが、今でも根に持ってますから。
なんでこんな悪質な商売が未だにのさばってるのか不思議で仕方ないですし、金融庁には、FX業者の規制に躍起になる前に、まずは商材やセミナーを取り締まって欲しいです。
楽しみにしてます!
冷静に事を分析して次回に繋げていく、それがすごいなあと思います。私は冷静さを欠くことは得意で、記事を読ませて頂くたびに私にはfxは向いてないのだなあとおもうのですが、取引はやめられない。
それでも冷静にfxに対応しようとしているこのブログの文章を読むたびに少しずつ、本当に少しずつではありますが利益が出せる人間になっているような気がしております。
ついついコメントを投稿しましたが、結局言いたいところは楽しみにしています!ということを伝えたかったのです。
長文失礼しました。
Re: 楽しみにしてます!
楽しみにして下さってありがとうございます。
マメタロウさんは、ちょっと熱くなる所があるんですね。
でも、少しずつ改善してるとの事ですし、そしてその改善が、結果に繋がっておられるようなので、順調と言えるのではないでしょうか。
私も冷静さに関しては、キャリアに比例してどんどん改善していきましたから。
なので、経験を積めば積むほど、感情のコントロールに長けてくると思います。
ついついコメントを投稿してしまうほど、楽しんで頂けてるなんて凄く嬉しいです(笑)
毎回心を込めて書いてるので、頑張った甲斐がありました。
これからも宜しくお願いします!
No title
これで勝てるようになったら文句なしなんですが。
今日もユーロドルの売りで最高に腹の立つ負け方をしました。ルールだけはしっかり守ってるおかげで致命傷にはならずになんとか持ちこたえていますが、悔しくて眠れない日も多いです。
負けてるときに読むしがないさんのブログは毎回涙が出そうです。いつも感謝しています。
Re: No title
よしさんもピボットを使い始めたんですね。
仰るとおり、シンプルさやチャートに張り付かなくて済むのはピボットの長所なんですが、でもだからと言って、決して稼ぎやすいわけではないのが、FXの厳しい所です。
昨日(24日)のユーロドルの値動きは、確かにかなりトリッキーでしたね。
レジスタンス①と、ピボットポイントくらいの所で上下したので、業者やチャートによって、結果が大きく異なったはずですから。
ただ、こんな事は出来れば言いたくないんですが、私の影響を受け過ぎないようにして下さいね。
『しがないさんがピボットを使ってるから俺も使おう。しがないさんが今月はドルを買うトレードが多くなるって言ってたから、俺もドルを買おう』という雰囲気が感じられるので。
人によって相性の良いトレードスタイルは異なりますし、それに戦略に関しても、書いた直後にガラッと変える事だってありますから。
私のブログを頼りにして頂けるのは凄く嬉しいです。
でも、頼るのは考え方の部分だけにして、やり方に関しては自分にとって最適なものを見つけ出して下さい。
しがないこんばんわ(´ω`)
突然ですが私はFXを辞めました。
理由は簡単で勝てないからです(´ω`)泣
少額からはじめたのですがきずけばいつもFXのことばかり考えるようになって眠れなくてでも勝てなくてなんだかつらくなっちゃいました。
ほんとにゼロサムゲームですね。。私には無理でした(´ω`)
てもわたしはしがないさんのファンなので、ブログはずっと見にきます(´ω`)
ただ辞めたい気持ちが今は大きいですが少し休んだらまた挑戦してみようかなとゆう気持ちがないわけではないです。。
しがないさんも本気で辞めたいと思った時はありましたか??(´ω`)
Re: タイトルなし
FXをお辞めになられるんですね。
気合を入れてファンダメンタルズの勉強に取り組んでおられたので、残念な気もしますけど、でも、正しい判断だと思います。
相場の世界は、努力と結果が比例しないですし、性格的・感覚的に合わないのであれば、無理してやらない方がいいですから。
苦しい想いをしてるにも拘わらず、大事なお金まで失ってしまうなんてバカらしいですからね。
本気でやめようと思った事は何度もありますよ。
特に結果が出なかった初めの3年間は、頻繁に思ってました。
でも、サラリーマン時代の私は精神的に相当病んでたので(笑)、仕事を辞めるために、FXをやり続けるしかなかったんです。
仕事をずっと続けるのは、どう考えても困難でしたから。
ただ、性格的にどうしてもトレードが好きになれないので、そこそこ稼げてる現在でも早く辞めたいと思い続けてますし、ソフトバンクで老後に必要な蓄えを稼げれば、すぐにFXをやめると思います。
ファンになって下さってありがとうございます(笑)
また挑戦する事も考えてるとの事ですし、お役に立てる記事を提供できるように頑張ります。
ただ、無理はしないで下さいね。