《3月のトレード成績》
ユーロドル 2勝0敗 29.6pips
ドル円 2勝0敗 59.4pips
《2017年の年間成績》
ユーロドル 5勝6敗 30.6pips
ドル円 6勝6敗 60.1pips
《長期投資》
ソフトバンクグループ 4598円 770株
ヤフー 415円 1500株
(3月末時点の含み益・266万)
FX
ご覧の通り、3月は4戦全勝だったし、しかも、獲得pips以上にトレードの質が良かったので、この結果に凄く満足しています。
先月の記事で、『トランプラリーにはいい思いをさせて貰ったけど、トランプレンジとは相性が悪い』と書いたんですが、ただトランプどうこう以前に、私のピボット手法は基本的に、『トレンド〇、レンジ△』という傾向があるんです。
だから3月から、『レンジの時は見送って、トレンドが出てる時や強そうな時だけエントリーする』という新たな戦略を採用したんですよね。
この投資戦略は、トレンドに限定されるからエントリーの機会が少なくなるので、ユーロドルのみの1通貨ペアだった頃は無理だったけど、2通貨ペア体制になった現在なら可能ですから。
ただ、2通貨ペアになったとは言っても、もしユーロドル・ドル円共にレンジだったら、エントリーの機会が著しく減少する事になります。
だからピボットを使い始めてからずっと、『サポート①かレジスタンス①でエントリーして、ピボットポイントで利確』というルールでやってきたんですが、『ピボットポイントでエントリーして、買いならレジスタンス①、売りならサポート①で利確』という新ルールを加えて、自信がある時は積極的に攻める事にしたんですよね。
というわけで、大きな変革をしたから不安だったんですが、上述の通り全勝だったし、しかも新ルールでもひとつ勝てたから凄く気分が良いので(ユーロドルのロングで16pips)、今日は刻みネギをたっぷり乗せた地鶏のたたきでも作って、祝杯を上げるつもりです(笑)
ただ、3月はドル安トレンドが出たから、この新戦略が機能したけど、もしレンジになったら全くエントリー出来ないかもしれないので、今後の事を考えると胸中穏やかではないですね(笑)
それと先月の記事で、マネックスFXが提供するピボットに変更したと書いたんですが、3月はピボットの更新の遅延が頻繁にあったので、外為どっとコムのメール通知サービスに変えました。
更新の遅延は、使う立場からすると凄く面倒だし、それに、ミスにも繋がりかねませんから。
まあ、私にとってはどうでもいい事だけど、こういう所をキッチリしないのって、実は企業にとって大きなダメージになるという事を、マネックスFXの経営陣は分からないんでしょうか。
マネックスはFX業界では出遅れてるというのに、こういったその気になれば簡単に出来る事をキッチリやって、大手との差を少しでも縮めようとしないなんて、私には理解出来ません。
為替相場
大方の予想通り、FRBは3月のFOMCで利上げに踏み切りましたね。
ところが、利上げしたにも拘わらずドルは下がったので、『金利差が拡大したし、その上さらなる利上げが見込まれてるのになんで下げるんだ』と感じた人が多いかもしれません。
でも、このドルの値動きは、先月アップした需給は見なくていいで書いた、『比較』という考え方を用いれば、論理的に説明出来るんです。
だから今回の結果が示したように、『金融政策の比較』は投資戦略を立てる上で最も有効な手段なので、ユーロドルをトレードするなら米欧、ドル円をトレードするなら日米の金融政策を常に比較しておくべきです。
もちろん、比較してもいつも勝てるわけではないけど、戦略の略は、『略す』という意味だし、優先順位の低いものは全部削ぎ落として材料をひとつに絞る事が、投資戦略の本来あるべき姿ですから。
ただ、デイトレの戦略としては、金融政策の比較は間違いなく有効だけど、リスク管理という観点では、『政治』を最も注視しなければいけません。
20分で4000pips暴落したあのスイスフランショックも、間接的に政治がもたらしたものだし、ブラックスワンを引き起こす最大の要因は政治ですからね。
でも現時点では、ユーロドルやドル円をトレードしてる人は、政治リスクを過度に意識する必要はないと思います。
保護主義に突き進むトランプや英国の影響で、『世界的に政治リスクが高まってる』と考えてる人が多いかもしれませんが、こういった投資家の政治への意識の高まりが、むしろリスクを和らげてくれますから。
もちろん、トランプの保護主義的な発言で、為替相場が乱高下する事もあるでしょう。
でも口先介入では、金融政策が作り出したトレンドは止められないから、慣れるに従って市場は段々反応しなくなるので、今は金融政策に注力するのがベストだと思います。
長期投資
投資事業に関する不透明な戦略が相次いで表面化した事が影響して、ソフトバンクはこの1ヶ月ずっと弱かったので、残念ながら年初からの上昇分を全て吐き出してしまいました。
33億ドルでのオルタナティブファンドの買収や、オフィスシェアのような情報革命と関連の薄い分野への出資、さらにはソフトバンク・ビジョン・ファンドに、ARMの株式の25%を移管するという報道まであったし、分かりにくい策が次々に飛び出しましたからね。
だから、市場は不透明なものを嫌うので、おそらく次の決算説明会で孫さんが自ら説明するまでは、ソフトバンクの株価は低迷すると思います。
ただ、説明を聞いてみないと結論は出せないけど、もしARMの件が事実だったら結構ショックだし、正直言って現時点では、私は孫さんに対して不信感を抱いてます。
先月の記事で熱く語ったように、ARMって物凄い企業なので、これほど将来有望な企業の株式をファンドに移す事は、『ソフトバンクの企業価値の毀損』を意味しますから。
それと、話は変わってスプリントについてなんですが、私は先月の記事でスプリントは売ってもいいと書いたけど、この1ヶ月さらに深く考えた結果、『やっぱりスプリントは売るべきではない』という考えに変わりました。
通信業界の利益率は今後間違いなく低下するので、日本のような強力なエコシステムがない米国で、国内通信事業と同レベルの利益率を成し遂げる事は、ほぼ不可能なんです。
でも日本と同等は無理でも、孫さんだったら、『スプリントをソフトバンクに次ぐ高収益キャリアに変えること』なら十分可能ですから。
だから、ARMに比べればポテンシャルは遥かに小さいけど、安定してキャッシュを稼げる通信事業を日米に持つ事は、今後必ず大きな強みになるので、スプリントは絶対保有しておくべきです。
それに、利益とか将来性以前に、一度買ったものを効率が良くないからといって手放すのは、人としての仁義に反しますからね。
もちろん、リーダーは常に組織を守る事を優先しないといけないので、スプリントがソフトバンク本体まで危うくするのであれば、意地になって保有するのは論外です。
でも、スプリントはもう危険な状態から脱したんだし、それに万が一中立性が問題になったら、ARMをもう一度上場させて、透明性を確保すればいいんですから。
私とした事が、10年、20年レベルの経営戦略に捉われて、『人として正しいかどうか』という最も大事なことを見失ってました。
孫さんは300年成長し続ける企業を作ろうとしてるんだし、創業者である孫さんが、人として正しい事をやり続けないと、この壮大な目標は達成出来ないですからね。
ユーロドル 2勝0敗 29.6pips
ドル円 2勝0敗 59.4pips
《2017年の年間成績》
ユーロドル 5勝6敗 30.6pips
ドル円 6勝6敗 60.1pips
《長期投資》
ソフトバンクグループ 4598円 770株
ヤフー 415円 1500株
(3月末時点の含み益・266万)
FX
ご覧の通り、3月は4戦全勝だったし、しかも、獲得pips以上にトレードの質が良かったので、この結果に凄く満足しています。
先月の記事で、『トランプラリーにはいい思いをさせて貰ったけど、トランプレンジとは相性が悪い』と書いたんですが、ただトランプどうこう以前に、私のピボット手法は基本的に、『トレンド〇、レンジ△』という傾向があるんです。
だから3月から、『レンジの時は見送って、トレンドが出てる時や強そうな時だけエントリーする』という新たな戦略を採用したんですよね。
この投資戦略は、トレンドに限定されるからエントリーの機会が少なくなるので、ユーロドルのみの1通貨ペアだった頃は無理だったけど、2通貨ペア体制になった現在なら可能ですから。
ただ、2通貨ペアになったとは言っても、もしユーロドル・ドル円共にレンジだったら、エントリーの機会が著しく減少する事になります。
だからピボットを使い始めてからずっと、『サポート①かレジスタンス①でエントリーして、ピボットポイントで利確』というルールでやってきたんですが、『ピボットポイントでエントリーして、買いならレジスタンス①、売りならサポート①で利確』という新ルールを加えて、自信がある時は積極的に攻める事にしたんですよね。
というわけで、大きな変革をしたから不安だったんですが、上述の通り全勝だったし、しかも新ルールでもひとつ勝てたから凄く気分が良いので(ユーロドルのロングで16pips)、今日は刻みネギをたっぷり乗せた地鶏のたたきでも作って、祝杯を上げるつもりです(笑)
ただ、3月はドル安トレンドが出たから、この新戦略が機能したけど、もしレンジになったら全くエントリー出来ないかもしれないので、今後の事を考えると胸中穏やかではないですね(笑)
それと先月の記事で、マネックスFXが提供するピボットに変更したと書いたんですが、3月はピボットの更新の遅延が頻繁にあったので、外為どっとコムのメール通知サービスに変えました。
更新の遅延は、使う立場からすると凄く面倒だし、それに、ミスにも繋がりかねませんから。
まあ、私にとってはどうでもいい事だけど、こういう所をキッチリしないのって、実は企業にとって大きなダメージになるという事を、マネックスFXの経営陣は分からないんでしょうか。
マネックスはFX業界では出遅れてるというのに、こういったその気になれば簡単に出来る事をキッチリやって、大手との差を少しでも縮めようとしないなんて、私には理解出来ません。
為替相場
大方の予想通り、FRBは3月のFOMCで利上げに踏み切りましたね。
ところが、利上げしたにも拘わらずドルは下がったので、『金利差が拡大したし、その上さらなる利上げが見込まれてるのになんで下げるんだ』と感じた人が多いかもしれません。
でも、このドルの値動きは、先月アップした需給は見なくていいで書いた、『比較』という考え方を用いれば、論理的に説明出来るんです。
だから今回の結果が示したように、『金融政策の比較』は投資戦略を立てる上で最も有効な手段なので、ユーロドルをトレードするなら米欧、ドル円をトレードするなら日米の金融政策を常に比較しておくべきです。
もちろん、比較してもいつも勝てるわけではないけど、戦略の略は、『略す』という意味だし、優先順位の低いものは全部削ぎ落として材料をひとつに絞る事が、投資戦略の本来あるべき姿ですから。
ただ、デイトレの戦略としては、金融政策の比較は間違いなく有効だけど、リスク管理という観点では、『政治』を最も注視しなければいけません。
20分で4000pips暴落したあのスイスフランショックも、間接的に政治がもたらしたものだし、ブラックスワンを引き起こす最大の要因は政治ですからね。
でも現時点では、ユーロドルやドル円をトレードしてる人は、政治リスクを過度に意識する必要はないと思います。
保護主義に突き進むトランプや英国の影響で、『世界的に政治リスクが高まってる』と考えてる人が多いかもしれませんが、こういった投資家の政治への意識の高まりが、むしろリスクを和らげてくれますから。
もちろん、トランプの保護主義的な発言で、為替相場が乱高下する事もあるでしょう。
でも口先介入では、金融政策が作り出したトレンドは止められないから、慣れるに従って市場は段々反応しなくなるので、今は金融政策に注力するのがベストだと思います。
長期投資
投資事業に関する不透明な戦略が相次いで表面化した事が影響して、ソフトバンクはこの1ヶ月ずっと弱かったので、残念ながら年初からの上昇分を全て吐き出してしまいました。
33億ドルでのオルタナティブファンドの買収や、オフィスシェアのような情報革命と関連の薄い分野への出資、さらにはソフトバンク・ビジョン・ファンドに、ARMの株式の25%を移管するという報道まであったし、分かりにくい策が次々に飛び出しましたからね。
だから、市場は不透明なものを嫌うので、おそらく次の決算説明会で孫さんが自ら説明するまでは、ソフトバンクの株価は低迷すると思います。
ただ、説明を聞いてみないと結論は出せないけど、もしARMの件が事実だったら結構ショックだし、正直言って現時点では、私は孫さんに対して不信感を抱いてます。
先月の記事で熱く語ったように、ARMって物凄い企業なので、これほど将来有望な企業の株式をファンドに移す事は、『ソフトバンクの企業価値の毀損』を意味しますから。
それと、話は変わってスプリントについてなんですが、私は先月の記事でスプリントは売ってもいいと書いたけど、この1ヶ月さらに深く考えた結果、『やっぱりスプリントは売るべきではない』という考えに変わりました。
通信業界の利益率は今後間違いなく低下するので、日本のような強力なエコシステムがない米国で、国内通信事業と同レベルの利益率を成し遂げる事は、ほぼ不可能なんです。
でも日本と同等は無理でも、孫さんだったら、『スプリントをソフトバンクに次ぐ高収益キャリアに変えること』なら十分可能ですから。
だから、ARMに比べればポテンシャルは遥かに小さいけど、安定してキャッシュを稼げる通信事業を日米に持つ事は、今後必ず大きな強みになるので、スプリントは絶対保有しておくべきです。
それに、利益とか将来性以前に、一度買ったものを効率が良くないからといって手放すのは、人としての仁義に反しますからね。
もちろん、リーダーは常に組織を守る事を優先しないといけないので、スプリントがソフトバンク本体まで危うくするのであれば、意地になって保有するのは論外です。
でも、スプリントはもう危険な状態から脱したんだし、それに万が一中立性が問題になったら、ARMをもう一度上場させて、透明性を確保すればいいんですから。
私とした事が、10年、20年レベルの経営戦略に捉われて、『人として正しいかどうか』という最も大事なことを見失ってました。
孫さんは300年成長し続ける企業を作ろうとしてるんだし、創業者である孫さんが、人として正しい事をやり続けないと、この壮大な目標は達成出来ないですからね。
コメントの投稿
新ルールがハマりましたね。
月間全勝は気持ち良さそうですねぇ。
私は先月はちょっと微妙な結果でした( ;´Д`)
今月は、少しエントリー回数を減らさねばです。
Re: タイトルなし
4回しかトレードしてないとはいえ、仰るとおり全勝は最高に気持ち良かったです(笑)
モル作さんの予想通り、3月はトレンドが出たので、新ルールが上手くいきました。
ただ、モル作さんはイマイチだったんですね。
でも大きく負けたわけではないみたいですし、そう簡単に崩れない所が、相変わらず流石です。
私は3月はいい感じだったんですが、もしレンジになったら苦戦すると思うので、気を引き締めておかないといけません。
お互い頑張りましょうね。
全勝おめでとうございます。
過去の記事を読ませて頂きました。
その中で経費についての記事がありませんが、しがないさんは節税はしっかりされてるのでしょうか?
知り合いの自営業は四人とかでご飯に行くと合計の領収書を必ずもらいます(本当は割勘なんですが)
。
FXの専業トレーダーも同じように飲食店ではFXの、情報交換としたりして節税してるのか気になりました
Re: タイトルなし
3月は幸運に恵まれました。
経費に関してですが、2016年度はゼロでした(笑)
多少納税額が増えたとしても、面倒にならない事を私は優先してるので、グレーなものは経費として計上しない事にしてますから。
なので、『飲食代や通信費、家賃の一部まで認められる可能性がある』というような記事をネットで見た事があるんですが、チャレンジした事は一度もないです(笑)
というか私には、専業トレーダーの友達や知り合いはひとりもいないので、飲食店で情報交換を持つなんて事がそもそもないんですよね。
世の中のFXトレーダーは、飲食代を経費として計上してるんでしょうか。
ただいずれにしても、架空の経費を計上するのは絶対にやめた方がいいと思います。
こういうのって大体、一回上手くいくと段々エスカレートしていくので、いつか必ず痛い目に遭いますから。